中学生殺傷事件 女子生徒の通夜しめやかに「天国に行っても忘れないでほしい」同級生が早すぎる死を悼む

北九州市のファストフード店で中学生2人が刃物で刺された事件で、16日、亡くなった女子生徒の通夜がしめやかに営まれました。

この事件は、14日午後8時半前、北九州市小倉南区のマクドナルドで、中学3年の男女2人が店に入ってきた男にいきなり刃物のようなもので刺されたものです。

北九州市内の斎場では16日夜、殺害された中島咲彩さんの通夜が営まれ、友人など多くの人が早すぎる死を悼みました。

●同級生の娘を持つ男性
「泣き声しか聞こえてこないというか、本当つらい感じでした」
●一緒の塾に通っていた同級生の女子生徒
「（咲彩さんは）話がおもしろくて、明るくて本当にみんなのムードメーカーみたいな感じです。天国に行っても忘れないでほしい」

この事件では男子生徒も致命傷になりかねない深い傷を負いましたが、2人を襲った男について「まったく知らない人」と話しているということです。

男は年齢40歳くらい、身長は170センチほどで、灰色の上着や黒のズボンを着用。さらに黄色っぽいサンダルのようなもの履いていたということです。警察が防犯カメラの映像を解析するなどして男の行方を捜査しています。