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「明るくてムードメーカー」 被害生徒の通夜しめやかに 広がる不安と動揺・・・市内では4100人超が登校控える 学校は”心のケア”実施

RKB毎日放送 / 2024年12月17日 16時32分

若い命が突然奪われた北九州市の事件。
16日に営まれた中島さんの通夜には多くの友人が参列し、別れを惜しみました。

不安と動揺が広がる中、様々な影響が出ています。

多くの友人が”最後の別れ”

突然の凶行に15歳という若さで命を奪われた中島咲彩さん。

同級生などによりますと、真面目で友達も多くトラブルに巻き込まれるような子ではなかったということです。

RKB 岩本大志 記者
「午後7時すぎです。中島咲彩さんの通夜には、制服を着た多くの生徒が集まっています」

16日、北九州市小倉北区の斎場で営まれた中島さんの通夜には多くの友人が訪れ、早すぎる死を悼みました。

同じ学習塾に通っていた同級生の女子生徒
「咲彩さんは話がおもしろくて明るくて、本当にみんなのムードメーカーみたいな感じです。天国に行っても忘れないでほしい」

同級生の父親
「子供たちも泣き声しか聞こえてこないというか、つらい感じでしたね・・・」

広がる不安と動揺

犯人がいまだ逃走中の今回の事件。様々なところに影響が広がっています。

北九州市教育委員会によりますと、事件に対する不安から、16日、市内の学校などで4100人あまりが登校を控えたということです。

市教委は欠席扱いにはせず、要望に応じてスクールカウンセラーを派遣し、児童・生徒の心のケアに当たる方針です。

RKB 岩本大志 記者
「午前8時過ぎです。生徒を乗せた車が続々と学校に入っていきます」

中島さんが通っていた中学校は、17日から登校を再開。

全校集会を開いて事件について説明したうえで、「心のアンケート」を実施し、生徒たちの心のケアに当たりました。

警察は警戒を強化

警察官
「今から帰宅されると思うんですけど独り歩きになりますので、なるべく暗いところは避けて明るいところを帰るようにお願いします」

警察は、1日あたり130人~150人の警察官を増員し、北九州地区での警戒を強化しています。

複数の自治体に”脅迫メール”

一方、糸島市や篠栗町など県内複数の自治体に対し、事件の犯人を名乗る人物から「小中学生に危害を加える」などとする脅迫メールが届いていることが分かりました。

警察はそれぞれの自治体と対応を協議しています。

多くの人に衝撃と不安を与えている今回の事件。
犯人の一日も早い逮捕が望まれます。

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