「脅迫罪」が成立しない状態で現行犯逮捕→その後釈放された28歳男を改めて脅迫の疑いで逮捕 福岡県警･小倉北警察署

福岡県警・小倉北警察署は「脅迫罪」が成立していないにもかかわらず現行犯逮捕し、約5時間後に釈放した28歳の無職の男を改めて脅迫の疑いで逮捕しました。

「殺しに来た」などの害悪の告知が、名指しされた警察官に伝わり、「脅迫罪」が成立したため、改めて逮捕したということです。

脅迫の疑いで逮捕されたのは住所不定・無職の28歳の男です。

男は、25日午後10時半ごろ、小倉北警察署近くの歩道で職務質問をした警察官に対し、その場にいなかった小倉北警察署に所属する26歳の男性警察官を名指しして「殺しに来た。あいつなめとる、絶対にやってやる」と言うなどして男性警察官を脅迫した疑いが持たれています。

男は、職務質問を受けた時点で脅迫の疑いで現行犯逮捕されましたが、名指しされた男性警察官本人が「殺しに来た」などの害悪の告知を受けていなかったため、「脅迫罪」が成立せず、約5時間後に釈放されていました。

その後、名指しされた男性警察官が職務質問をした警察官を介して害悪の告知を受けたため、一夜明けた26日に男を改めて脅迫の疑いで逮捕したということです。

警察によりますと、名指しで脅迫されたとされる男性警察官は今年3月に男が逮捕された別の脅迫事件で捜査を担当したということです。

取り調べに対し、男は「間違いない」などと話し、容疑を認めているということです。