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「早急に法制度化をすること期待して・・・」 同性婚訴訟で原告側が上告 二審は「違憲」判断も損害賠償請求は棄却

RKB毎日放送 / 2024年12月26日 16時6分

同性同士の結婚を認めない民法などの規定は憲法に違反するとして、同性カップルが国に対し、損害賠償を求めている裁判です。

今月13日、「違憲」という判断を示しながらも、賠償請求を棄却した福岡高裁の判決を不服として、26日、原告たちが最高裁に上告しました。

この裁判は、福岡市や熊本市に住む同性カップル3組が、同性婚を認めない民法などの規定は憲法に違反するとして、国に対し、損害賠償を求めているものです。

福岡高裁は12月13日、現在の民法などの規定について、法の下の平等や個人の尊厳、さらに幸福追求権を定めた憲法の条項に違反するという判断を示したものの、国の賠償責任は認めず、控訴を棄却していました。

原告・こうすけさん(福岡市在住)「(最高裁には)少数者の人権を擁護するという視点に立った判決を早急に、それを受けた国は早急に法制度化をすることを期待して、今回は上告させていただきました」

違憲判決が出たにも関わらず、国に改善に向けた動きが見られないとして、原告たちは26日、最高裁に対して上告しました。

同性婚訴訟をめぐっては、福岡以外に札幌と東京でも「違憲」という判断を示しながらも、賠償請求を棄却する高裁判決が言い渡されていていずれも原告側が上告しています。

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