タクシー運転手を暴行か「今は思い出せません」傷害や器物損壊の疑いで５５歳自営業の男を逮捕

今月５日未明、福岡市早良区でタクシーに乗っていた男が運転手に暴行を加えてケガをさせた上、防犯ボードを破損させたとして５５歳自営業の男が逮捕されました。

傷害と器物損壊の疑いで逮捕されたのは、福岡市早良区野芥に住む自営業の高岡竜治容疑者（５５）です。

高岡容疑者は、今月５日午前１時前、早良区野芥でタクシーに乗車し、タクシー運転手の男性（４１）に対し、腕を足蹴りしたり、腕や肩を掴んで引っ張り、顔面を数回平手打ちしたりするなどの暴行を加えた上、運転席のヘッドレストに設置された防犯ボードを引き倒すなどして破損させた疑いが持たれています。

運転手の男性は肩や顔面などに軽傷を負いました。

タクシーはそのまま近くの交番に移動し事件が発覚しました。

警察によりますと、当時高岡容疑者は酒に酔っていて、その場では被害者側と防犯ボードの弁償で話がついたものの、その後、弁償もなく連絡もつかなくなったため、２１日にタクシー会社が被害届を警察に届け出たということです。

タクシー車内のドライブレコーダーの映像などから高岡容疑者の関与が浮上しました。

取り調べに対し高岡容疑者は「今は思い出せません」と容疑を否認しています。