銃刀法違反容疑で誤認逮捕→殺傷能力ないステーキナイフと判明 釈放後に別の容疑で男を緊急逮捕 福岡県警

福岡県警は、2日未明に北九州市小倉北区のホテルにいた男を銃刀法違反の疑いで誤認逮捕したと発表しました。男は一旦釈放された後、別の容疑で緊急逮捕されています。

2日午前3時前、北九州小倉北区のホテルの従業員から、「男がホテル宴会場内に放火し、会場備え付けのナイフを投げている。現場は煙が充満している」と警察に通報がありました。

駆けつけた警察官は、男が左手にナイフを持ちながら接近してきたため、男を銃刀法違反の疑いで現行犯逮捕しました。その後、ナイフが殺傷能力のないステーキナイフと判明したため、警察は男を約2時間後に釈放。その5分後に、改めて宴会場に不法侵入したとして建造物侵入の疑いで緊急逮捕しました。

逮捕されたのは、行橋市に住む無職の42歳の男で、取り調べに対して「間違いありません」と容疑を認めているということです。

小倉北警察署の河村一郎副署長は、「緻密かつ適正な捜査を推進し、同種事案の防止に努めてまいります」とコメントしています。