居座る寒波 長引く原因は「まるで袋のような偏西風」 高気圧も進路阻む
RKB毎日放送 / 2025年2月4日 16時40分
日本列島に今季最強寒波が襲来しています。
通常、寒気は数日程度で抜けていくことが多いですが、今回は約1週間にわたり日本列島に居座ります。
一体なぜこれほど長い間続くのでしょうか。
寒波の影響長引く 主な要因は偏西風の蛇行
寒波の影響が長引く主な要因は「偏西風の蛇行」です。
現在、日本付近では偏西風が大きく南に蛇行し、まるで袋のようになっています。
ここに北極から流れ込んできた寒波がはまり込んでしまっています。
また、太平洋北部付近にある発達した高気圧が進路を阻み、寒気が動きにくい状況も加わっています。
このため、今回の寒波は少なくとも1週間程度は日本列島に居座り続けて、影響が長引くのです。
居座り寒波ピークは2回
4日(火)~10日(月)ごろにかけて、強弱を繰り返して日本列島には寒気が流れ込みます。
寒気の流れ込み1回目のピークは、4日(火)~6日(木)ごろにかけてです。
上空約1500メートルでマイナス12℃以下の非常に強い寒気(平地でも大雪の目安)が九州北部まで南下するため、日本海側を中心に大雪や吹雪となるでしょう。
また、東シナ海から断続的に雪雲が流れ込んで、普段はあまり雪が降らない鹿児島や福岡などでも警報級の大雪となるおそれがあります。
2回目のピークは8日(土)ごろの見込みです。
上空約1500メートルでマイナス12℃以下の非常に強い寒気が今度は四国や近畿まで南下する見込みです。
再び強い寒気が流れ込み、広い範囲で雪や風が強まるおそれがあります。
来週初めにかけて 大雪や吹雪に警戒を
日本海側を中心に、10日(月)ごろまで断続的に雪が降り、大雪や吹雪となるおそれがあります。
特に北陸は、滅多にないほどの大雪となることも考えられます。
来週初めにかけて寒波の影響が長引くため、最新の気象情報を確認してください。
RKB 気象予報士 橘高香純
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