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県内でインフルエンザ患者が急増 10代は4倍に…医師がワクチン接種呼びかけ

南海放送NEWS / 2024年12月17日 18時20分

南海放送

愛媛県内ではインフルエンザの患者が急増し、県全体で「注意報レベル」となっています。様々なイベントが続く年末年始に向けて…医師は「今からでも遅くない」とワクチン接種を呼びかけています。

最低気温が松山で今シーズン最低の4℃となるなど、県内では多くの地点で12月下旬並みの冷え込みとなったきょう。

松山市の中心部では…

杉本記者:

「先ほどから大街道の様子をみていますと、マスクを着けている人の姿が目立ちます」

一番町交差点でおよそ10分定点観測したところ、通行人のおよそ半分がマスクを着用していました。

Q.なぜマスクしている?

女性:

「寒いからつけようかなと」

女性:

「感染症の予防です」

Q.気になりますか?

「はい」

男性:

「コロナからずっと習慣になっとる」

県の最新のまとめでは、今月8日までの1週間の定点あたりのインフルエンザ患者報告数は11.42人と、前の週の2.4倍に急増。特に10代はおよそ4倍に増え、県全体では今後4週間以内に大きな流行が発生する可能性があることを示す‟注意報レベル”となっています。

松山市の内科では…

越智クリニック 越智邦明院長:

「いつも通りA型が99%、B型が1%ぐらい」

こちらでもインフルエンザの患者数は増加傾向で先週、1日あたり4人だったのが今週は10人に。

越智院長:

「例年は12月末くらいから、松山の場合は(流行が)始まって、年末年始の帰省客含めて1月明けから爆発するのが大体今までの法則なんですね。なかなかワクチンが、去年に比べて接種率が悪いのを気にしてたんが、やっぱり12月にこういう形になって表れてくるということだろうと 思いますね」

例年より早く患者が急増している理由に、‟ワクチン接種率の低下”が考えられるということです。

去年、こちらのクリニックでは11月末までにワクチンを接種した人が580人だったのに対し、今年は360人と、220人減少しています。

越智院長:

「12月末にかかるとしたらいまやっとけば大体10日~2週間(ワクチンの)効果きいてくるのに。だからそういう意味では今しといて何らおかしくはない。いま元気な人もぜひ受けといてほしい」

このほか、人混みでのマスク着用、手洗いうがい、「換気」を心がけるなど、基本的な感染対策を呼びかけます。

越智院長:

「いっぱい人が帰ってきてね、ごちゃごちゃになってする時に いろいろ持って帰ってくれますから、九州、大阪、東京からね、必ず。それで救急病院は疲弊するぐらいいっぱいになるんです。毎年、 毎年行事ですね。インフルに関してはすぐにワクチンを、今日にでも打ってほしいなと」

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