松山市の土砂崩れ 砂防施設の工事着手 住民説明会では「緊急車両用道路の検証を」求める意見
南海放送NEWS / 2025年1月20日 16時24分
去年7月に松山城の城山で発生した土砂崩れから半年あまり。現場では、県が管理する砂防施設の本格的な復旧工事が始まりました。
記者:
「午後1時過ぎです。工事の担当者らが土砂崩れの現場へと入っていきます」
きょう松山市緑町では県の委託を受けた施工会社が、砂防施設「急傾斜地崩壊防止施設」の工事に着手しました。
工事は、土砂崩れで被災した山裾の擁壁と落石防護柵を復旧するものです。きょうは担当者らがおよそ30分にわたり、現場の測定作業などを行いました。
県は今年5月末までの砂防施設の第一期工事として、幅およそ10メートルの擁壁とおよそ30メートルの防護柵を完成させる方針です。
県は「住民の方々が一早く元通りの生活に戻れるよう、速やかに工事を進めていきます」とコメントしています。
一方、工事開始に先立って先週金曜日に開かれたのが、県による2度目の住民説明会。
同席した松山市の担当者が、4月に着手を予定している斜面の復旧工事について、斜面を補強するネットや地下水を排水する設備を設置するなどの概要を説明しました。
また、土砂崩れ発生との因果関係が指摘されている「緊急車両用道路」の復旧に向け、基礎の杭を硬い岩盤まで打ち込むといった対策内容を示しました。
これに対し住民からは、改めて「緊急車両用道路の設計や施工管理が妥当だったか早急に検証すべき」との意見が出されました。
松山市の回答:
「(発生メカニズム解明の)結果によって色々な状況が変わるかと思うので、技術検討委員会の最終的な報告を待ってから、その後どのようにするか判断する必要がある」
緑町一丁目の住民:
「全く納得いかない。斜面の工事に関して安心感を持てるようにっていうところと、発生原因の特定とか確認とかっていうことっていうのはセットだと思っていたので、そこはしっかりとやってもらわないと困る」
次回の技術検討委員会は今月末に開催予定で、松山市はその結果を受け、改めて説明の場を設ける必要があるとしています。
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