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【大雪情報】愛媛県はあす夕方にかけ山地中心に大雪 高速道路などで通行止めの可能性も

南海放送NEWS / 2025年1月28日 18時30分

南海放送

中予を中心に、けさから断続的に雪が降り続いたきょうの愛媛県内。あすの夕方にかけて山地を中心に大雪となり、平地でも大雪となるおそれがあり、気象台は十分な注意を呼び掛けています。

けさの松山市内。風に乗って吹き付ける横殴りの雪の中、傘をさして足早に歩く人の姿が見られました。

さらに山手に向かうと…

穴井記者:

「石手川ダムに来ています。この時間、少し雪は弱まりましたが冷たい風が吹いていて体の芯から冷える寒さです。向かいの山は一面真っ白になっています」

上空に流れ込む強い寒気の影響で冬型の気圧配置が強まり、寒い1日となったきょうの県内。最低気温は、久万で氷点下0.8℃、松山で1.5℃など県内すべての地点で5℃を下回りました。

岡山から:

「まさかこんなに降るとは思わなかったんで。タイヤは全然(ノーマル)なんですけど」

これから岡山に帰るという男性。雪の対策にタイヤチェーンを準備していました。

岡山から:

「極力速度を出さないようにゆっくり帰りたいなと思います」

台湾から:

「グッドモーニング!私たちは台湾から来ました。雪に興奮しています!」

滅多に雪が降ることがないという台湾からの観光客は、珍しい雪に大興奮です!

その後は再び雪が強まり、さっきまで見えていた山もうっすらと影が見える程度にかすんでしまいました。

このあと県内は、あすの夕方にかけて山地を中心に大雪となり、平地でも大雪となる見込みです。あす午前6時までに予想される降雪量は多いところで山地で25センチ、平地で5センチ。あす午後6時までの24時間では山地で40センチ、平地で10センチとなっています。

雪雲が予想以上に発達した場合や停滞した場合は、警報級の大雪になるおそれがあります。

気象台では、積雪や路面の凍結による交通障害に十分注意し、着雪による倒木や電線の断線、農作物の管理などに注意するよう呼びかけています。

【スタジオ】

松岡キャスター:

きょう日中は松山市内で吹雪く時間がありましたが、あすにかけて警報級の大雪になるおそれも出てきましたね?

水口気象予報士:

きょうは西寄りの風が強まって、関門海峡から流れ込んだ雪雲が松山周辺から久万や西条本面の山地を中心に流れ込みました。この流れは夕方になっても変わらず発達した雲がかかった松山などで吹雪になった時間がありました。

今夜の予想天気図です。等圧線の傾きが西に傾いていて、西寄りの風にのって寒気の雲が流れ込みやすい気圧配置になっています。

あすの朝になると…等圧線の傾きは少し北寄りになりますが、今夜からあすの朝にかけてはきょうと同じような場所で雪が断続的に続く見込みです。

雪の予報です。このあとも松山周辺から久万にかけて、雪雲が流れ込みやすくなりそうです。久万では朝から雪が降ったりやんだりで、午後3時時点の積雪は0センチですが夜間に積雪が増えるおそれがあります。あす朝までに降る雪の量は多い所で山地が5センチ平地が25センチ。

これは降る量なので全てが積もるわけではありませんが、夜間、気温の低い時間帯にピークを迎えるので、山間部では積雪や路面が凍結する所が多くなりそうです。ノーマルタイヤでの走行は危険です。道路状況に十分注意して下さい。

あす日中は徐々に雪雲の流れ込みは弱まりますが、西寄りの風が吹き中予の山地に向けて雪雲が流れ込む予想です。

あす夕方までは多い所で山地 40センチ、平地 10センチと予想されています。

この雪の影響で、松山道川内IC~いよ西条ICの間。今治小松道の今治湯ノ浦~いよ小松JCTの上下線。そして国道11号の西条市丹原町志川~東温市河之内で通行止めの可能性が出ています。

またあすにかけて風が強い状態も続くため、JR四国瀬戸大橋線ではきょうの深夜から一部の便で運転を見合わせることを決めました。

あすの朝は交通機関に影響が出るおそれもあるので、時間に余裕をもって行動するようにしてください。

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