iPhoneのルーツは固定電話にタッチスクリーンを搭載した「Apple Phone」だった

ロケットニュース24 / 2012年1月10日 16時0分

iPhoneのルーツは固定電話にタッチスクリーンを搭載した「Apple Phone」だった

2007年にアップル社がiPhoneを発売して以来、世界にはスマートフォンの波が押し寄せ、タッチスクリーンで操作する端末が主流になりつつある。同社はモバイル端末に革命を起こしたといえるのではないだろうか。実際他の企業は、iPhone・iPadに追従するような形で、機器の開発を進めているような状況だ。

そのルーツは一体どこから来たのだろうか? のちの開発に少なからず影響を与えたと思われるコンセプトモデルが、存在したという。そのモデルとは、固定電話にモノクロのタッチスクリーンを搭載した「Apple Phone」と呼ばれるものだ。これをiPhoneが登場する24年前の1983年にデザインしていた。しかしながら世に出ることはなかった。

このコンセプトは、有名なデザイン会社「フロッグデザイン」が手がけたとされている。同社の創業者ハートムート・エスリンガーはスティーブ・ジョブズ氏と協議を重ね、モックアップ(外見を実物そっくりに似せた模型)の完成にこぎ着けた。しかし販売には至らなかったのだ。

というのも、当時のデータ通信環境が、このモデルを使うのに相応しいものではなかった。アメリカでインターネットの商用利用が始まったのが1988年、一般家庭に普及し始めたのが1995年頃とされている。つまり、このモデルを発売しても需要が見込めなかったのである。早すぎたコンセプトだったのではないだろうか。

だが、1993年にアップルが発売開始したPDA(携帯情報端末)の「ニュートン」に、Apple Phoneで培った技術が受け継がれているものと思われる。残念ながら同機に関して、アップル・フロッグデザイン共に深くは語らないのだ。

とはいえ、今の世の中を見る限りでは、20年以上前から練ってきた構想がようやく実を結んでいると言えよう。Apple Phoneは早すぎたかもしれないのだが、iPhoneのための十分な下準備だったのではないだろうか。

参照元:Jay Mug,geek.com(英語)

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