「マーガリンに含まれるある物質が人を怒りっぽく攻撃的にする」という研究結果

ロケットニュース24 / 2012年3月16日 19時0分

「マーガリンに含まれるある物質が人を怒りっぽく攻撃的にする」という研究結果

トーストに塗るものと言えば何を思い浮かべるだろうか。「断然マーガリンだ!」という方は要注意。最新の研究によるとマーガリンに含まれるある物質が人を怒りっぽく攻撃的にすることがわかったそうだ。その物質とは「トランス脂肪酸」である。

トランス脂肪酸の有害性は以前から指摘されてきた。過剰に摂取すると、血液中の悪玉コレステロールが増加し、動脈硬化や心臓疾患になるリスクが高まるという。そのため、国によっては食品に含まれるトランス脂肪酸の含有量を厳しく規制しているところもあるほどだ。

しかし今回、カリフォルニア大学の発表により明らかにされたのは、これまでに問題視されてきた身体的健康への危険性ではなく精神的健康への悪影響である。

ベアトリス・ゴロム教授率いる研究チームは、男女945人を対象にトランス脂肪酸が精神面に与える影響について調査を行った。被験者たちの精神的安定性、過去の暴力的行動、自己分析による性格などと、彼らが日々摂取するトランス脂肪酸量との関係性を調査した。

その結果、トランス脂肪酸の摂取量が多い人ほど攻撃的で怒りっぽい性格であることが判明。被験者の年齢、性別、教育レベル、生活環境、タバコやアルコールの摂取量など様々な要素を考慮したうえでの結果である。

教授によると、「今回の研究で、トランス脂肪酸の過剰摂取と攻撃的な性格との関連性が明らかになりました。心身ともに悪影響を及ぼす物質はできる限り避けるべきであり、特に学校給食のメニューは、子どもたちへの影響を考慮して慎重に考えられるべきです。また、刑務所での食事もトランス脂肪酸には十分に注意すべきだと思います」とのこと。

実のところ、トランス脂肪酸を多く含む食品はマーガリンだけではない。代表的なものとしてパンやお菓子を作る際に使われるショートニングがあり、これを使用して製造されるスナック菓子やファーストフードにもトランス脂肪酸が含まれているのだ。

欧米諸国の食習慣と比べると、日本人が摂取するトランス脂肪酸量は少量であるとのことだが人それぞれ食生活や好みは異なるため一概には言えない。トランス脂肪酸をまったく摂ってはいけないということではないが、心身両方の健康のために少し意識してみると良いかもしれない。

参照元:Mail Online(英文)
photo: RocketNews24

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