ついにターミネーターの皮膚が完成か!? 血がにじむように赤くなり自己治癒までする新素材が開発される
ロケットニュース24 / 2012年3月31日 16時0分
ロボットなのに血を流す、映画『ターミネーター』の世界に一歩近づいたかのような研究結果が発表された。傷がつくと、血がにじみ出たように赤くなるプラスチック製の素材が開発されたというのだ。しかもその傷口は自己治癒するという。
まるで人間の皮膚のようなこの素材は、米サザン・ミシシッピ大学のマレク・アーバン教授率いる研究チームが開発したものだ。このたび、米国化学会で発表され注目を浴びている。
もともと透明なこの素材は、何らかの衝撃によって表面に傷ができるとその部分だけが傷口に沿って赤色に変わる。また、光や温度、酸性度の変化などを感知すると内部で分子が結びつき、傷口は回復するという。
教授は、「自然界では、それぞれの生体システムに何らかの自己治癒能力が備わっています。人間の皮膚や植物の樹皮も自ら回復します。この素材は人工的に創られたものでありながら、自然の摂理を備えているのです」と語っている。
この新素材は、携帯電話やパソコン、車など様々な製品に使用可能とのこと。赤く変色するという特徴は一見無意味にも思えるが、小さな傷でも人間が気付くように注意を発するという大事な役割を担っているという。もしも飛行機の機体に利用されれば、小さな傷に気付くことで大勢の人命を救えるというわけだ。
現在、教授らは新素材が高温にも耐えられるようにするため研究を続けているとのこと。この驚きの素材が、実際に私たちの生活で身近なものとなるのはまだ先のことかもしれないが、彼らの研究のゆくえが今後も気になるところである。
参照元:American Chemical Society、Mail Online(英文)
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