月はひとつじゃなかった! 複数の「ミニムーン」が地球を周回していることが判明

ロケットニュース24 / 2012年4月5日 8時0分

月はひとつじゃなかった! 複数の「ミニムーン」が地球を周回していることが判明

地球の衛星軌道上を周回する月、これが「ひとつではない」とお伝えしたら驚くだろうか? 実は月が誕生したといわれる約40億年前から、仲間がいて月と同じように地球の周りを回っていたそうだ。そんな衛星がどこにあるというのだろうか。月の仲間「ミニムーン」は、地上からは見えないほどの小さな衛星だったのである。

ミニムーンの存在は、かねてから研究が続けられてきたが、いまだその全貌は謎に包まれている。というのも、衛星の大きさはとても小さいからだ。その多くは直径60~90センチ、大きくても1メートル程度。小さいがゆえに、地球と月、太陽の重力に影響を受けるため、複雑な軌道をとっている。

通常は9カ月間、地球の周囲を回り、その後に太陽の軌道に乗って回り始めるそうだ。ミニムーンを最初に観測したのは、米アリゾナ大学の宇宙研究機関である。2006年に発見され「2006 RH120」と名付けられたそうだ。

どれだけの数のミニムーンが、地球周辺に存在するかは不明である。ハワイ大学のロバート・ジェディック博士の研究チームは地球周辺を通過する数千万にも及ぶ小惑星をシュミレーションするために、スーパーコンピュータで解析を行った。その結果、地球は常に複数のミニムーンを持っている可能性が示されたのである。

大抵は約1年周期で太陽の軌道に移動するようなのだが、ものによっては数十年軌道に乗っていることもあるそうだ。これらは月が誕生したときと同じ鉱物を携えているかもしれない。もしも回収できれば、その成分から地球や月の誕生当時のことを知る手がかりになるのでは、と期待されている。

今後研究が進めば、ミニムーンの謎や月・地球の真実が明らかになるのではないだろうか。

参照元:MailOnline(英語)


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