【震災】破損により閉店していた全国のマクドナルドがすべて営業再開 / あの道路がなかったらマックまで津波がきてた

ロケットニュース24 / 2012年5月1日 11時0分

【震災】破損により閉店していた全国のマクドナルドがすべて営業再開 / あの道路がなかったらマックまで津波がきてた

2012年4月27日、ファストフードレストラン『マクドナルド』仙台沖野店がリニューアルオープンした。しかし単なるリニューアルではない。じつはこの店舗、東日本大震災の影響で建物の一部が崩れて大きなダメージを受けた店舗なのである。

震災から約1年が経過し、ようやく営業を再開したこの店舗は「震災の被害を受けて閉店していたマクドナルド」のなかで、いちばん遅く営業を再開した店舗でもあるのだ。よって、仙台沖野店の営業再開により「閉店していた全国のマクドナルドがすべて営業を再開」したことになる。このマクドナルドの近所に住んでいるタクシー運転手はこう語る。
 
「このマクドナルドから2~3キロほどのところまで津波がきたんですよ。海岸とマクドナルドの間には、東部道路っていう高いところを走る道路があって、その道路が津波の力を弱めたんだよね。だから、あの道路がなかったらマクドナルドまで津波がきていてもおかしくなかったよ。ここから2~3キロっていえば、遺体が見つかったりしていたところだからね。このあたりがどれだけひどい地震と津波の被害に遭ったか……」(タクシー運転手 談)
 
記者はタクシーの運転手とともに、マクドナルドから2~3キロ離れた場所まで移動した。進めば進むほど、津波による塩害(海水の塩分が地面や植物に悪影響を及ぼしている状態)がひどくなっていくのがわかった。

そして東部道路(仙台東部有料道路)を越えると「さらにひどい状況」が……。東部道路と海岸の間は農家が多いため家の数が少なかったようだが、その多くが津波で倒壊。4~5階のビルの屋上に逃げた人でも津波に飲まれてしまったというから、津波の威力は計り知れない。このあたりはマクドナルドから海岸に向かって3~4キロ地点である。

「東部道路はちょっと盛り上がった場所を走ってるから、そこに逃げられた人は助かったんだけど、私の親族のひとりはあと100メートルくらいのところで津波に飲まれて死んでしまったんです」と語るタクシー運転手。

1年を経てようやく営業を再開したマクドナルドに対し、運転手はこう語る。「営業再開はとても嬉しいですよ。このあたりは私の散歩コースだから、よくマクドナルドを使ってたんです。ひとつひとつ復興していくしかない。経済的に潤って、めぐりめぐって復興していくしかないんですから。普通の生活に戻るにはあと5年、ちゃんと正常になるにはあと数十年はかかるんじゃないかと思っています」と語っていた。
 
Correspondent: Kuzo


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