【グルメ】利尻島・ラーメン屋『味楽』 ミシュランガイド北海道2012に掲載された店に行ってみた

ロケットニュース24 / 2012年5月7日 12時0分

【グルメ】利尻島・ラーメン屋『味楽』 ミシュランガイド北海道2012に掲載された店に行ってみた

北海道の美味しい飲食店しか掲載されていないグルメ本『ミシュランガイド北海道 2012』には、驚くことに数軒のラーメン屋が掲載されている。皆さんご存じの通り、『ミシュランガイド』には味に厳しい調査員が「とても美味しい」と認めた飲食店しか掲載されない。

普通に美味しいのではダメ。かなり美味しくないと載らないのである。しかも、かなり行きにくい場所にある超人気のラーメン屋が掲載されているらしい! ということで、実際にそのラーメン屋に行ってみたゾ!
 
・かなり行きにくい場所にある
当編集部では以前に『日本でいちばん行きにくい場所にある超人気のラーメン屋』という記事を掲載して、千葉県の奥地にある『アリランラーメン 味平』というラーメン屋を紹介した。今回『ミシュランガイド北海道 2012』に掲載されたラーメン屋は、ソコよりも行きにくいの場所にあるのだ! マジかよ! 行きにくい超人気のラーメン屋さんの順位更新か!?
 
・本州からの日帰りは「ほぼ不可能」
そのラーメン屋は『味楽』といい、北海道の利尻島にある。利尻島には飛行機とフェリーで行くことができるが、『味楽』の営業時間が11:30~14:00と極端に短いため、北海道に住んでいる人でさえ島から遠ければ日帰りは困難。本州や四国、九州、沖縄に住んでいる人が『味楽』に行く場合は日帰りは不可能と思っていい。稚内か利尻島で1泊したのち、その翌日に『味楽』に行くしかないのだ。記者の経験上、2泊3日は要する。
 
・記者が移動したルート
新宿区に住んでいる記者は電車に乗って羽田空港まで行き、そこから稚内空港まで飛行機で移動。バスで稚内市に入り、翌日のフェリーチケットを港で予約してからホテルで就寝。翌朝、7:30に出航するフェリーに乗って、9:10に利尻島に到着。

そこから路線バスに乗り、フェリーが到着した港とは真逆に位置する港まで移動。そこから徒歩で『味楽』に向かい、ようやくラーメンを注文することができた。東京から最短で行く場合、「電車 → モノレール → 飛行機 → バス → 1泊 → フェリー → バス → 徒歩」という旅程になる。
 
・2泊は覚悟しておこう
重ねて言おう。東京や大阪、福岡などの遠方から行った場合、日帰りが不可能なのはもちろんのこと、1泊もかなり難しい。最低でも2泊は必要と考えよう。なぜならば、ラーメンを食べたあとにフェリーに乗って稚内市に戻ったとしても、そこからすぐに本州方面に戻る手段がないのである。その時間、飛行機が飛んでないのだ。鉄道に乗って移動することは可能だが、帰りつくのは翌日である。
 
・利尻昆布のダシを凝縮した贅沢ラーメン
ルートの説明はここまでにして、肝心の『味楽』の味をお伝えしたい。稚内や利尻島では塩ラーメンが人気の店が多いのだが、ここのイチオシは「焼きしょうゆラーメン」。ミシュランの調査員もそれを食べた。その味だが、とにかく濃い!

濃いといっても「しょっぱい」という意味ではなく、ダシが濃い! あまりにもダシが濃すぎて「こんなに贅沢なラーメンを食べていいのだろうか!?」と罪悪感と幸福感が同時にやってくるほど濃くて美味しい! そのダシの正体は高級食材の利尻昆布。
 
・他店ではまねできない味 / その理由
通常では考えられないほど利尻昆布を大量に使ってダシをとっているらしく、シェフによると「ウチは漁師の親類から利尻昆布がたくさん入ってくるので、普通以上にダシを濃くすることができるんです。きっと他店さんで同じことをしたら赤字になると思いますよ」とのこと。やはり他店ではまねできない味だからこそ、ミシュランの調査員も「その味」に衝撃を受けたのだろう。
 
・どうして美味しいのか?
利尻昆布には独特な「コク」があり、それが極度に濃いためウマミの濃縮液といっても過言ではないほど「贅沢な味」を堪能できる。甘めのスープは食欲をそそらせ、焼きしょうゆの「キリッ!」とした味と一緒になって麺の美味しさを引き立てる。

スープが前面に出て味の自己主張をしているため、シナチクとネギ、そしてチャーシューが「サッパリとした余計な味のしない素材の味」なのもGOOD。見た目、スープの色がブラックで雄々しい感じのラーメンに思えるが、むしろ女性に受け入れられそうな優しい味をしているのも特徴。調味料というよりも、ダシである利尻昆布の美味しさが生きている証拠といえるだろう。
 
・ミシュランに掲載されただけのことはある
味の好みは人それぞれ。どんな料理でも好きという人もいれば、苦手という人もいる。しかし、『味楽』のラーメンは『ミシュランガイド北海道 2012』に掲載されるだけの「味」と「理由」があるのは確かであり、ラーメン好きを自負している人ならば『味楽』のためだけに利尻島に行ってもいいはずだ。
 
・東京から行く人の推奨移動ルート
羽田空港(ANA571便)11:00 → 稚内空港 12:50
稚内空港からバス 13:00 → 稚内のホテル1泊(全日空ホテルが便利)
稚内港(ハートランドフェリー)7:30 → 利尻島鴛泊港 9:10
利尻島鴛泊港(路線バス)9:30 → 利尻町役場近くで下車 10:00前後
※フェリーチケットは当日でも買える
 
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 味楽(みらく)
住所 北海道利尻郡利尻町沓形字本町67
時間 11:30-14:00(2012年5月現在 夜はやってない)
休日 木曜日
 
Correspondent: Kuzo


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