メールのチェックも通信遮断も親の意のまま! 究極のキッズケータイに賛否両論

ロケットニュース24 / 2012年6月4日 7時0分

メールのチェックも通信遮断も親の意のまま! 究極のキッズケータイに賛否両論

携帯電話を持つ子どもが増え、その低年齢化も進んでいる。ケータイが防犯上大きな役割を果たす一方で、メールでのいじめや迷惑メールの受信、アダルトサイト閲覧、授業中のゲームアプリ利用など、さまざまな問題が指摘されていることも確かだ。

そんな心配を抱える親をターゲットにした、究極のキッズケータイサービスが英国で始まり、賛否両論を呼んでいるようである。

Bemilo社が開始したサービスは、子どもの通話相手やネットの閲覧先を親が制限できるだけでなく、自宅PCなどから電源のオン・オフを時間ごとに指定したり、メールの内容を読めるようにしたものだ。主な設定内容は以下の通り。

・電話の発信、着信相手の制限
・メールの送信、受信先の制限
・アダルトサイトへのアクセスを禁止
・電源の入/切の遠隔操作
・メール内容、通話履歴のチェック

これまでにも様々なキッズケータイが販売されてきたが、「実際の使用状況が分からなくて不安」という親が多かった。そこで同社は子どもが設定を変えられないように携帯電話本体での操作を不可能にし、電話のSIMカードに連動したウェブサイトを通じて、親のみが設定できるようにした。

子どもが本体から削除したメール内容や通話履歴も全てウェブ上で見ることができる。また学校の授業時間や夜間など、設定した時間に通話・メール・ネット・アプリ機能を使用不可にするなど、細かい設定も可能。それでも親への発信はできるそうだ。

Vodafoneで月額約365円から利用可能なこのサービスは、8~16歳を対象としている。販売元のBemilo社は、SIMカードはすべての携帯電話やタブレットで利用可能で、今後他の通信会社とも提携を図っていくという。

英国政府機関である家族育児研究所のキャサリン・レイク氏は、「保護者の皆さんが待ち望んでいた商品ではないでしょうか。メールチェックで、いじめのサインにもいち早く気付き対処することができるのですから」とコメントしている。

その一方で、「ここまでの過干渉は人権侵害だ」など否定的な意見も多い。子どもの世界に親が入っていき、全てを管理しようとする行為は子どもの自由、成長の機会を奪いかねないと多くのネットユーザーがコメントしている。

便利さと危うさ、諸刃のツールとなった携帯電話。我々はコミュニケーションのあり方を改めて考え直す時期に来ているのかも知れない。

参照元:DailyMail(英文)

photo:Rocketnews24.


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