なんとも後味の悪い試合結果……イギリス・テニス選手権の決勝で選手が怒りのままに振る舞ってしまい失格に

ロケットニュース24 / 2012年6月18日 16時0分

なんとも後味の悪い試合結果……イギリス・テニス選手権の決勝で選手が怒りのままに振る舞ってしまい失格に

2012年6月17日イギリス・ロンドンで、男子テニスのAEGON選手権シングルス決勝が行われた。見事優勝カップを手にしたのは、クロアチアのマリン・チリッチ選手だったのだが、その勝利はなんとも後味の悪いものであった。

なぜならその優勝は、対戦相手であるアルゼンチンのダビド・ナルバンディアン選手(元シングルス世界ランキング3位)の失格によって決まったものだったからだ。

事の経緯はこうである。
 
試合の第1セットは6-7の接戦の結果、ナルバンディアン選手が奪取。そして両選手の熱が高まってきた第2セットで、事件は起こった。

ナルバンディアン選手は相手にポイントを奪われ、頭に血が上ってしまった。そしてその怒りをぶつけるかのように、コート端にあったボードを思いっきりキック。

するとボード後ろにいたラインジャッジのすねに、その蹴ったボードが直撃してしまったのだ。ラインジャッジのすねからは血が滴り落ち、会場は一時騒然。そしてプロテニス選手協会(ATP)のルールに基づき、ナルバンディアン選手の失格が決定。優勝はチリッチ選手に決まった。
 
今回の過ちについてナルバンディアン選手選手は、試合後のインタビューで次のように話している。

「あんなことをして、申し訳ないと思っています。時々我々はコートの上でイライラしてしまい、そのいら立ちをコントロールするのは難しいものです。こんなふうに決勝戦を終わらせるのは、大変つらいことだと思っています。しかしあれは間違った行為であり、その償いはしなければいけません。誰だって間違いはするのですから」

しかし一方でナルバンディアン選手は、このインタビューのなかで次のようにプロテニス選手協会(ATP)について不満を漏らしている。

「時々我々はATPからプレッシャーのようなものを感じます。ルールというものは、本当に力を持ったものです。そしてATPは選手たちに対してたくさんの過ちを犯しており、なんの解決ももたらしていません」

この事件の一部始終を映し出した動画を見てみると、会場にはナルバンディアン選手の失格に反対する観衆が少なからずいるのが分かる。しかしこの大会を放送していた番組の司会者は、「これは明らかに恥ずべき行為だ」と話しており、人によって今回の失格判定について大きな認識の違いがあるのは確かなようだ。

みなさんは今回のナルバンディアン選手の行為、そしてルールに基づいた失格判定をどう見るだろうか?

(文=田代大一朗

参照元:YouTube/sirtommypigeon, RawVidEntertainment, lukeuser10


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