【音楽実験】英科学者が進化論に基づいて「旋律」を成長させる実験を実施 / 2513世代まで進行中

ロケットニュース24 / 2012年6月27日 10時0分

イギリスの科学者が、音楽に関する大変興味深い実験を行っているのでご紹介したい。その実験とは、完ぺきな音楽をつくるために旋律を進化・成長させるというものだ。正確には、完全なるポップスサウンドを作ろうとしている。

この実験の興味深いところは、ダーウィンの「進化論」、優勢保存の法則(優れたものが残り、劣ったものが淘汰される)に基づき、親となる旋律の良いところを子の旋律に引き継がせているのだ。現在も実験は進行しておりすでに2513世代まで進化しているという。
 
実験を行っているのは英インペリアル・カレッジ ・ロンドンの研究チームだ。ループサウンドを作り7000人のネットユーザーに協力してもらい、意見を求めながらサウンドに変化を与える実験を実施した。ネットユーザーが良い評価を下したサウンドについては、その良いところを引き継ぎ、悪い点は切り捨てていく。こうして「親旋律」から「子旋律」へと、どんどん良いところを引き継がせていくのである。

これは進化論にも通じる概念であり、進化が進むごとに旋律はより良いものへと成長していくことになる。進化を繰り返した結果、2513世代の旋律はイギリスのロックバンド「ザ・フー」の名曲、『ババ・オライリー』という曲のイントロに近いものになっている。この曲は1971年にリリースされたものだが、実験を繰り返していくうちに、現在のサウンドに近づくのかもしれない。

ちなみにこの実験途上の旋律は、「サウンドクラウド」で音声説明とともに試聴することができる。ぜひ一度聞いてみて頂きたい。最初のうちはただのノイズのように聞こえていたものが、次第に心地よく感じられるようになるはずだ。

参照元:Telegragh(英語)


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