チェルノブイリ原発の冷却水には巨大ナマズが棲んでいる / パンクズを与えると喜ぶ

ロケットニュース24 / 2012年7月10日 10時0分

チェルノブイリ原発の冷却水には巨大ナマズが棲んでいる / パンクズを与えると喜ぶ

1986年4月26日に発生した、チェルノブイリ原子力発電所事故。放射能汚染が深刻な問題となり、26年が経過した現在もウクライナの美しい大地と人々に大きな影響を与え続けている。2012年現在は新しい石棺を作る作業が進められており、多くの作業員がチェルノブイリ原発で働いている。

あまり知られていないことだが、チェルノブイリ原発に隣接しするかたちで冷却水が大量に貯水されている。そこには虫や魚たちが棲んでおり、なんと! チェルノブイリ原発の冷却水の中に巨大ナマズが棲んでいるのである! そのナマズにはボリャ君という名前がつけられており、体重は約60キロ。それにしても、どうしてナマズが棲んでいるのか?

原発が安全であることを証明するために巨大ナマズが飼われているという話もあるが、いろいろと諸説があるようだ。ウクライナ人のナターシャさんはチェルノブイリ原発に行くたびにボリャ君にパンクズを与えるのだという。パンクズは、チェルノブイリの作業員たちが食事をする食堂からもってきたもの。実際にパンを食べてみたが、なかなか美味しい。

チェルノブイリ原発の作業員が働いているエリア(原発敷地内)や、ボリャ君がいる冷却水の池あたりの空気中の放射線量は15~20uSv/hほどで、地面で測定するとそれ以上になる場所もある。線量が高くなると作業員がつけているガイガーカウンターが危険を知らせてくれるという。チェルノブイリ原発付近では、15~20uSv/hくらいの数値はよくあるレベルのようだ。

チェルノブイリ情報センターの女性スタッフが教えてくれたホットスポットの線量を測定したところ、60uSv/h以上だった(もっと高いところがある)。いたって普通のアスファルトの道路の路肩なのだが、スタッフも「ここは絶対にクルマから降りたくない」と言うほど高い数値を示した。

巨大ナマズのボリャ君は、今日もパンクズを楽しみに人がやってくるのを待っている。
 
Correspondent: Kuzo


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