ダウン症の息子を連れた夫婦が飛行機への搭乗を拒否される / 航空会社へ批判が殺到

ロケットニュース24 / 2012年9月10日 9時0分

ダウン症の息子を連れた夫婦が飛行機への搭乗を拒否される / 航空会社へ批判が殺到

飛行機のファーストクラスといえば、一部の富裕層を除き多くの人にとって憧れだろう。コツコツ貯めた貯金やマイルでアップグレードして、たまには贅沢な空の旅をしたいと思うものである。しかし、アメリカではそんな贅沢を今まさに堪能しようとしていた一家が直前で搭乗を拒否される事態が起こり、航空会社の対応に批判の声が集中している。

ロバート・ヴァンダーホーストさんと妻のジョーンさんは、16歳の息子ベーダさんと共にニュージャージー州からロサンゼルスの自宅へ戻るためアメリカン航空のファーストクラスを予約していた。一家にとっては初のファーストクラスである。

ところが搭乗口まで行きゲートが開くのを待っていたところ、アメリカン航空の職員に搭乗を拒否されてしまった。理由は、「ベーダさんが飛行中に予期せぬ行動を起こす危険性があり、コックピットに近いファーストクラス席ではパイロットにもなんらかの影響を及ぼしかねない」というもの。

この突然の事態にヴァンダーホーストさん夫妻は憤慨。ダウン症の息子に対する差別だとして、アメリカン航空に対し怒りを露わにしている。

一家はこれまでに何度も飛行機への搭乗経験があるが、ベーダさんが何か問題を起こしたことは一度もないとのこと。今回のフライトがこれまでと違う点といえば、ファーストクラスにアップグレードしたことだけだという。

アメリカン航空側は、あくまでもベーダさんと他の乗客の安全のためだとして、搭乗便を変更してもらうよう申し出たことを認めている。また、「当時ベーダさんは走り回ったり興奮しやすい状態にあり、パイロットが落ち着かせようとしたが無理だった」と同社は主張している。

しかし、ジョーンさんは搭乗拒否を告げられたときから職員とのやり取りを携帯電話で撮影し始めていた。そこにはベーダさんが帽子を手にしながら静かに座っている様子も映されており、少なくともこの時点ではアメリカン航空の主張とは正反対の状況だったといえる。

両者の主張には食い違いもみられるが、ネット上では航空会社側の対応を問題視する声が目立つ。「アメリカン航空は恥を知れ」「航空会社の主張は搭乗拒否という措置をとるには不十分だと思う」「彼の予期せぬ行動が問題なら小さな子どもたちもみんな予期せぬ行動をとる可能性がある。なぜ彼だけが拒否されるのか」など、批判が相次いでいる。

結局、搭乗拒否された一家はユナイテッド航空のチケットをとり直しこの日は帰宅したそうだが、当初ファーストクラスにアップグレードした分の料金は払い戻されていないとのこと。現在、夫妻はアメリカン航空の対応に関し訴訟を検討しているという。

参照元:YouTube TheAwakenedMediaKTLA.com(英文)


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