多発する北朝鮮の「人食い」事件 / 空腹に耐えきれなくなった男が食料としてわが子2人を殺害する

ロケットニュース24 / 2013年1月28日 21時0分

多発する北朝鮮の「人食い」事件 / 空腹に耐えきれなくなった男が食料としてわが子2人を殺害する

このたび、北朝鮮である一人の男が驚くべき理由で処刑された。その理由とは、男がわが子2人を食べるために殺したからだという。

この悲しき事件の原因は、農業を生業(なりわい)にしている黄海南道(ファンヘナムド)と黄海北道(ファンヘプクト)で起こった「隠ぺいされた飢饉」にあるらしい。この飢饉により最大1万人の人が死亡したと言われており、人が人の肉を食べる行為、いわゆる「人食い」が増加している恐れもあるとのこと。

この飢饉は干ばつが農家を襲ったこと、そして政府役人たちが食料を押収したことにより起こったものだと考えられており、ある密告者はこう語っている。
「私の村では5月に、食料として自分の子ども2人を殺した一人の男性が、銃殺刑執行隊によって処刑されました」

その密告者によると、処刑された父親は母親が用事で外出している時に、まず長女を殺したようだ。しかしそれを息子に見られてしまい、その息子も殺害。そして母親が帰ってくると、男は「肉を手に入れた」と伝えた。しかし母親はそれを怪しく思い、政府役人に連絡。結果、子どもたちの体の一部が発見されるという悲しい結末を迎えたのであった。

こういった事例をレポートにまとめた『アジアプレス』の石丸次郎さんは、「特にショッキングだったことは、カニバリズムに関する証言がたくさんあったということです」と話している。現にその言葉通り、今回の事例以外にも次のような事例が報告されており、多くの人に大きな衝撃を与えている。

・ある男が自分の孫の死体を掘り起こし、食べる
・ある男が自分の子どもを茹でて、食べる
・同僚の肉の一部を食べ、その残りを羊肉として売ろうとした男が処刑される
・ある男が少女を殺し、食べる
・11人の人を殺し、その肉を豚肉として売ろうとした男が処刑される

北朝鮮で多発しているといわれる何とも信じがたい人食い事件。デマであってほしいと願うが、もし真実であるのなら、こんな悲しいことはない。人を人でさせなくする極度の空腹とは、一体どういうものなのだろうか? そしてそんな状態に国民を置いてもなお、自分たちのことばかりを考える政府役人の心理状態とは、一体どういうものなのだろうか? いろいろと理解に苦しむ点が多い事件である。

画像:RocketNews24
(文=田代大一朗

参照元:Daily Mail(英文)


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