『なかよし』の漫画家キットで描いた漫画を『週刊少年マガジン』に持ち込んでみた / その漫画を公開

ロケットニュース24 / 2013年3月3日 12時0分

『なかよし』の漫画家キットで描いた漫画を『週刊少年マガジン』に持ち込んでみた / その漫画を公開

いつか漫画家になりたい。幼い頃からそう考えていた私(デリケートゾーン佐藤)は2012年10月、人気漫画誌『週刊少年ジャンプ』(集英社)に原稿を持ち込みした。ジャンプ担当者の方に、「意識を高く持って描いて頂かないと」という指摘を受け、その原稿は持ち帰ることになった。

ふたたび作品を描いた私は、改めて持ち込みすることを決意。今度はジャンプ同様に人気漫画誌として、長らく愛されている『週刊少年マガジン』へ。電話で持ち込みの希望日を伝え、原稿を持って講談社へと向かったのである。

・プロの漫画家を目指したい
ひとつ誤解のないように伝えておくが、私は昔から小説家になりたいと本気で思っており、その思いはいつしか「漫画家になりたい」へと変化していった。絵が持つ力に魅了されたのである。もちろんその思いも本気で、日常の仕事をしつつも絵が上達するべく努力しているし、プロの漫画家になりたいという夢は本気なのだ。けっして、ネタのために漫画を描いているわけではない。その点はご理解いただきたい。

・プロに高評価の「スーパー最強漫画家セット」
さて今回二度目の持ち込みとなった今回。以前の教訓を踏まえて原稿の執筆にあたった。プロの漫画家に高い評価を受けている少女漫画誌『なかよし』(講談社)の「スーパー最強漫画家セット」を手に入れ、そこに描いてみることにした。プロが絶賛している漫画家セットなのだからよほど良いものなのだろう。

・いきなり編集部へ
講談社に着くと、まず受付で訪問者用の用紙を記入する。それを渡すと、「○階の編集部までお上がりください」と言われた。それには正直驚いた。集英社のときには、ミーティングルームで待機するように言われたからだ。まさか週刊少年マガジンの編集部に行くことになるとは、思いもよらなかった。

若干緊張して編集部に入っていくと、すでに担当の方が待っており、打ち合わせ用の部屋へと案内された。編集部にお邪魔させて頂いただけでもありがたい。そのうえ、時間まで割いて頂いて、それだけで感動モノである。

・ドラマがない
早速持ってきた原稿を手渡すと、担当者の方は「おっと!」と驚かれ、「これですか?」と仰った。そして、「これは実際の原稿サイズと違いますよ」と言われたのだ。「最強まんが家セットって書いてあったんですけど」と説明すると、「これはレプリカです。通常はもっと大きなサイズです」と説明してくれたのだ。やっちまった。

しかし担当の方は、そのまま原稿に目を通してくれたのである。ありがとうございます、まったく見当違いなサイズなのに、読んで頂けるとは。さらさらと目を通し終わると、

「まず内容が少年誌向きではないですね。それから問題提起をしたいようですが、この作品にはドラマがありません。ドラマを読者に読んでもらうんです。問題をドラマのなかに含めないと伝わらないんです。この作品は出来事を並べているだけですね。漫画について勉強してください」

・本当に漫画家になりたいですか?
今まで聞いたこともないような、指摘に衝撃を受けた。本当に一瞬目を通しただけなのに、すべてを見通して指摘をされるとは……。さらに、

「ただ、あなたの年齢を考えると、勉強すると言ってもかなり厳しいと思います。すでに実力のある10~20代の人たちでも、数年キャリアを積んでやっと連載を持てるかどうか。あなたがこれから勉強しても、そんな人たちと競っていかなければなりません。コンテストでもっとも優れた賞をとった人でも、連載を持つのに3~4年かかりました。それでも本当に漫画家になりたいですか?」

私の思いのすべてを射抜くような勢いで、担当の方はまっすぐに目を向けた。一瞬息が詰まって言葉が出ない。すると、「これを見てください。見てもらえればわかると思います」と言って、コンテストの受賞作品を見せてくれたのである。

「これは私の個人的な意見ですが、漫画が描きたいのなら、趣味の範囲で続けられた方が良いように思います。それでも本当に漫画家になりたいですか? もしもなりたいと仰るのなら、全力で応援します。でも、年齢を考えると……。本当に漫画家になりたいですか?」

・喉元の言葉
やはり射抜くような目で、私を見ている。喉元まで何かの言葉が来かかっているのに、その言葉が出ない。私は「今一度、考えたいと思います」と。そういうと担当の方は原稿を封筒にしまって、私に返した。こうして二度目の持ち込みは終了したのである。

なぜ喉元まで来ていた「本気でプロを目指しています」という言葉がとっさに出なかったのか。その理由は講談社から出てからもわからない。プロというには腕がなさすぎると自覚しているからだろうか? それでも真剣に作品を描いた。

そして、今後も漫画を描き続けたいと思う。いつか漫画家・デリケートゾーン佐藤としてどこかに掲載されることを夢みて。

TwitterでもFacebookでもいいので、私に感想を聞かせてほしい。 できれば技術面やストーリー面についてのアドバイスだと嬉しいが、厳しい声が寄せられることも覚悟しておこうと思う。※このページに漫画が表示されていない人は http://wp.me/p25BsW-1fS6 にアクセスしてみてください。

漫画家:デリケートゾーン佐藤


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