大学研究チーム「ネガティブ思考の人は長生きする傾向にある」

ロケットニュース24 / 2013年3月5日 9時0分

大学研究チーム「ネガティブ思考の人は長生きする傾向にある」

よく耳にする「ポジティブに考えることが成功の秘訣」といった文句。自己啓発本などでもしょっちゅうお目にかかるフレーズだ。逆に将来を悪く考える悲観主義がすすめられることはあまりない。

しかし、健康のためには悲観主義者でいる方がいいようだ。最新の研究によると、楽観主義者よりも悲観主義者の方が長生きする傾向にあることが判明したのだ。

研究を行ったのはドイツのエアランゲン=ニュルンベルク大学の研究チーム。研究チームは、4万人の調査対象者を18歳~39歳、40歳~64歳、65歳以上と3つの年齢層のグループに分け、対象者に今の人生にどれだけ満足しているか、そして5年後に人生にどれだけ満足していると予想するかを評価してもらった。

その後追跡調査を行ったところ、65歳以上のグループの43パーセントの人は、5年後の人生に対する満足度を過小評価していたことが分かった。また、25パーセントは正確に予想しており、32パーセントは過大評価していた。

そして、意外であったのは、将来の人生満足度を過大評価していた、つまり将来を楽観的に捉えていたグループは、他のグループに比べて身体に障害を生じていた確率が9.5パーセント高いことが判明したのだ。さらに、死亡するリスクも他のグループに比べて10パーセント高かったとのこと。

どうして将来を悲観的に考えていたグループの方がより健康に、そして長生きする傾向にあるのか? その理由について、研究チームは「将来に対して悲観的である方が、より注意深く生きるようなり、健康や安全面に対する注意が高まるからでしょう」とコメントしている。悲観主義というよりもむしろ「現実主義」の側面が功を奏したということだろうか。

また、悲観主義者の死亡するリスクが高まる傾向が見られたのは65歳以上と高齢者のグループで、研究者によると「年齢によっても、悲観主義・楽観主義が身体に与える影響は変わるだろう」とのことだ。ちなみに今回の研究では、給料が高い人の方がより身体に障害が生じるリスクが高いことも判明したという。

なお、今回の研究結果に関してネット上では「おお、まじか。オレ超ネガティブだからぜったいに100歳以上は生きられるな」「なんてこったい。より気分が落ち込むじゃないか。このままじゃ不死身だな……」とネガティブなのかポジティブなのかよく分からないコメントが続出しているそうだ。

参照元: Mail Online(英文)
執筆: 佐藤 ゆき
Photo: RocketNews24.


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