流行の「裸足感覚シューズ」は骨を痛めるリスクが高いという調査結果 / 走り方によっては骨折の危険性も

ロケットニュース24 / 2013年3月18日 11時0分

流行の「裸足感覚シューズ」は骨を痛めるリスクが高いという調査結果 / 走り方によっては骨折の危険性も

みなさんは「裸足感覚シューズ(ベアフットシューズ)」をご存知だろうか?これは裸足に近い感覚で走ることのできるスニーカーで、足が自然に動き、姿勢も良くなり腰痛も防いでくれるということで、ランナーの間でも流行りとなっている。

だが、最近利用者が増えている5本指の裸足感覚シューズは、怪我をしやすいという危険性もあるという。学術誌「Medicine & Science in Sports & Exercise」で発表された調査結果によると、 普通のランニングシューズから裸足感覚シューズへの急激な履き替えは、骨を痛めるリスクが高いということだ。

・裸足感覚シューズでのランニングはケガや炎症を起こす人が多い
調査は36人の経験豊富なランナーを対象に10週間かけて以下のように行われた。まず参加者はMRIで足をスキャンし、2つのグループにわかれた。1つは普通のランニングシューズから徐々に裸足感覚シューズに履き替えを、もう1つは、最後まで普通のランニングシューズで走り続けた。

裸足感覚シューズを履く人たちは、最初の週は約1.6~3.2キロの短い距離を走り、3週目以降はランニングする回数を1回増やし、週に最低でも4.8キロ走った。さらに週1回の追加ランニングも、裸足感覚シューズで走り快適だと思ったら、普通のランニングシューズではなく裸足感覚シューズで走る距離を増やすようにした。

10週間後、再度MRIスキャンを行ったところ、裸足感覚シューズで多くランニングをしていた人のほうが、ケガや炎症が多いという結果がでたということだ。

・裸足感覚シューズでケガをしやすい理由
だが、これは裸足感覚シューズが悪いのではなく、靴を変えるときの考え方に問題があるようだ。研究の発案者であり、ブリガム・ヤング大学の運動科学の助教授であるSarah Ridge氏は、次のように述べている。

「多くの人は、新しいシューズで走りに行きたいとしか考えていませんが、裸足感覚シューズは、普通のランニングシューズよりも骨に負担がかかります。骨が裸足感覚シューズを履いても大丈夫なように変化するには、時間がかかるという事を覚えておいてください」

また、普通のランニングシューズで走る場合、歩幅は大きくかかとで地面を蹴るのに対し、裸足感覚シューズでは足の中心か前面の方で地面を蹴る。裸足感覚シューズを履いたばかりの人が、走り方を変えずに足に負担をかけケガをすることもあるということだ。

以上である。流行のシューズを手に入れて嬉しくなり、すぐに走りたい気持ちはわからなくもないが靴には靴に合った走り方がある。ケガに気をつけ、くれぐれも適切な走りをしていきたいものだ。

参照元:Mail Online(英語)
執筆:uekky
photo:Maiko Kissaka


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