【チェルノブイリ取材】恐ろしきホットスポット / 原発職員「それ以上近づいてはだめだ。失明する恐れがある」

ロケットニュース24 / 2013年4月11日 14時0分

【チェルノブイリ取材】恐ろしきホットスポット / 原発職員「それ以上近づいてはだめだ。失明する恐れがある」

チェルノブイリ原子力発電所のメルトダウンにより発生した、世界規模の放射能汚染。その脅威は27年が経過したいまも続いており、原発から30キロ圏内には特別な許可がないと入ることができない。

・極めて高い放射線量を放つ場所
外部から見学や取材にやってくる人たちには、必ずチェルノブイリ情報センターの職員が同行することになっている。どこにホットスポットがあって危険なのか、どこが安全なのか、すべてを熟知しているからだ。今回、極めて高い放射線量を放つ場所へと案内してくれた。

・放射線量が高くなった理由
超ホットスポットともいうべきその場所は、原発からほど近い場所にあり、そこが放射線量が高くなったのにも理由がある。事故直後、軍や関係者が除染や廃炉作業を進めていた。そのとき使用したクレーン車や機器の部品がこの場所に置かれていたのである。いまはクレーンの手の部分だけが置かれている。

・超ホットスポット
まさにその放置されたクレーンの部品が超ホットスポットになっており、近くに行くだけでもガイガーカウンターが約10~15μSv/hを示し、内部に手を入れて計測すると20~30μSv/h、場合によっては40~60μSv/hになることもあるらしい。

・それ以上近づいてはだめだ
筆者(私)は内部に手を入れてガイガーカウンターで線量をチェックしようとしたのだが、途中で「それ以上近づいてはだめだ。失明する恐れがある」と言われ、計測をやめた。強い放射線は目や血管に悪影響を及ぼすため、失明することもあるのだという。高い放射線は影響もガツンとくるのだろう。

・チェルノブイリ内には多数のホットスポット
チェルノブイリの30キロ圏内には多数のホットスポットがあり、単なる普通に使われている道路なのにホットスポット化している場所もある。部外者が観光気分で歩くことは好ましくなく、必ずチェルノブイリ職員と行動するべきだ。もちろん、過剰に放射線を心配し過ぎるのも好ましくない(気疲れという点において)。ようは、正しい知識を持って行動する必要があるというわけだ。

・ウクライナへの行き方
首都キエフまで直行便がないため、パリやフランクフルト、ローマ、アムステルダムなどを経由する。成田空港からはANAやアリタリア航空、ルフトハンザドイツ航空、その他の航空会社が飛んでる。鉄道ではベルリンからワルシャワ経由、北京からモスクワ経由で行くことも可能。2013年4月現在、日本国籍の場合ビザは不要。

Report: Kuzo.


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