【日台漁業協定】台湾へ大幅譲歩に地元漁協が反発! ネットでは心ない中傷「沖縄は補償金をたかる」「恥を知れ!」

ロケットニュース24 / 2013年4月18日 15時0分

【日台漁業協定】台湾へ大幅譲歩に地元漁協が反発! ネットでは心ない中傷「沖縄は補償金をたかる」「恥を知れ!」

沖縄県・尖閣諸島周辺の日本の排他的経済水域で台湾漁船の操業を認める取り決めに日本と台湾が調印したことに対し、沖縄県で強い反発が起きている。

それは、台湾側に操業を認めた水域にマグロがたくさん獲れる漁場が追加されたためだ。これにより、台湾に近い沖縄県の石垣島や与那国島のマグロ漁が壊滅的な打撃を受けてしまう恐れが出ているのである。

・与那国町漁協は地元を軽視した官邸の独断に激怒
沖縄県の与那国町漁協のブログでは、沖縄漁連は沖縄のマグロ漁業を守るために水産庁と綿密な打ち合わせをしてきたそうだ。その段階では「南海域に台湾漁船を絶対に入れない代わりに北海域については譲歩」ということだったという。

しかし、今回の尖閣諸島周辺の操業は、北海域を大幅に譲歩し、南海域を継続審議というものだという。水産庁との打ち合わせ内容とは異なるものであり、地元の意見や省庁を無視した官邸の独断だと怒りをあらわにしている。

この調印内容について、与那国町漁協は「これでは南も盗られるのは時間の問題」「少しずつ少しずつ譲って譲って分からんうちに気がつけば沖縄海域は中国船、台湾船しか操業していなくなるね」と危惧しているのだ。(カギカッコはブログより引用)

・沖縄近海はそもそも禁漁区域が多い→限られた漁場を台湾と取り合うことになる
沖縄、特に離島は周囲を広大な海に囲まれているが、全ての領域で漁をしていいわけではないという。ブログによると、沖縄近海には広大な米軍の訓練海域があるそうだ。米軍が訓練するので、もちろん地元漁船は立ち入り禁止だ。

ただでさえ、広大な禁漁区域がある上に、現在操業している海域にも台湾漁船が来る。単に漁獲量の問題ではなく、古くから漁やそれを販売して生計を立て、それを食べて生活してきた人たちの生活を脅かす恐れがあると言えるのだ。

・ブログに寄せられた声
少しでも多くの人に状況を知ってほしいと、声をあげている与那国漁協のブログには以下のようなコメントが寄せられている。

「日本国民の圧倒的な支持を得て当選した安倍首相が決定したことにどうして逆らうの? お前達沖縄民はいつもそう。だからタカリって言われるんだよ。恥を知れ!」
「ま〜た沖縄か。 そんなに政府の方針が気に入らないなら独立運動でもしてなさいよ(・_・)」
「今、サヨクが一生懸命わめいているヘイトスピーチって奴だな。あんたらから安倍首相への。」
「一握りの漁師より国防国益の方が遥かに大切。悲しいけどこれ現実なのよね。」
「大変ですね政府にお金くださいって叫んでください得意でしょ?沖縄県民なら」
「これは安倍ちゃんGJだね! うちの周りにも台湾漁師いるけどさ、尖閣周辺で漁できなくて本当たいへんそうなんだよね。」

残念ながら、多額の漁業補償を得るために騒いでいるのではないかというコメントも見受けられる。しかし、与那国漁協は「言っておくけど、漁業補償なんか誰もほしくない。毎日、仕事をして魚を捕って生活をしたい」と、ブログ内でコメントしており、そこからは問題の切実さが手にとって感じられるようだ。

また、島には新鮮なマグロの刺身を安く提供する、島民に愛されてきた古くから商売をしている鮮魚店が多数あり、山盛りのマグロの刺身を買いご飯のおかずにすることも沖縄の離島では日常的なことである。

遠く離れた離島のことは内地からは、なかなか想像しにくい。実際に沖縄の離島に訪れたこともない人たちが、現地の人たちの声を「ヘイトスピーチ」や「タカリ」などと片付け、批判するのはやや軽率な行為ではないだろうか。

参照元:与那国町漁協便り
執筆、写真=なかの


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