【チェルノブイリ取材】原子力発電所事故により27年前から放置されている幼稚園

ロケットニュース24 / 2013年4月22日 2時15分

【チェルノブイリ取材】原子力発電所事故により27年前から放置されている幼稚園

1986年4月26日に発生した、チェルノブイリ原子力発電所事故。史上最悪の原子力に関する事故として、世界中に大きな影響を与える出来事となった。この事故により、多くの人たちが人生を狂わすことになった。

・放置されている建物
2013年4月現在、チェルノブイリ原発から30キロ圏内は立ち入りが制限されており、その地区にあった民家や施設などの建物は、取り壊されたか放置された状態が続いている。今回、筆者(私)は放置されている建物のひとつ、幼稚園に行ってみた。

・まさに廃墟といった雰囲気
この幼稚園は大きな道路から林の中に50メートルほど入った場所にある。事故前はとても整った場所だったらしいが、いまは「まさに廃墟」といった雰囲気をかもしている。まったく人の手が入っていないので、いまにも崩れそうな状態の幼稚園だったが、許可を得て中に入ってみた。

・赤ちゃん用のベッドなどが無数に放置
中は幼稚園ならではの絵本や人形、赤ちゃん用のベッドなどが無数に放置されており、正直、いつ幽霊が出てもおかしくないような不気味な雰囲気をしていた。しかし、この幼稚園に長くいればいるほど、その考えが間違いであるとわかった。

・何もない抜け殻のような場所
ここは、人間もいなければ幽霊すらいない、何もない抜け殻のような場所なのだ。ここにあるのは朽ちた物質だけ。かつてここにあったはずの子どもたちの姿。それをまったく感じることができなかった。人が完全に見捨てた場所だからだろうか? 人のぬくもりすら感じないこの空間をあとにした。

・その見えない脅威
突如として発生したチェルノブイリ原子力発電所事故。その見えない脅威は、あらゆるものを奪い、消し去り、27年が経過したいまもあらゆる部分で人々を苦しめている。

・ウクライナへの行き方
首都キエフまで直行便がないため、パリやフランクフルト、ローマ、アムステルダムなどを経由する。成田空港からはANAやアリタリア航空、ルフトハンザドイツ航空、その他の航空会社が飛んでる。鉄道ではベルリンからワルシャワ経由、北京からモスクワ経由で行くことも可能。2013年4月現在、日本国籍の場合ビザは不要。

Report: Kuzo.


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