ゲームが目に悪いっていうのは嘘!? 「テトリスは弱視の治療に効果的」という研究結果

ロケットニュース24 / 2013年4月26日 9時0分

ゲームが目に悪いっていうのは嘘!? 「テトリスは弱視の治療に効果的」という研究結果

多くの人が一度はヤミツキになったことがあるであろう、定番ゲームの「テトリス」。以前、ロケットニュース24では「テトリスがPTSDの症状に効く」という研究結果を紹介したことがあるが、さらに隠された効能を秘めていることが最新の研究結果で明らかになった。

カナダのマギル大学が行った研究によると、なんとテトリスは「弱視」の症状改善にも効果的だという。ポイントは「両目を強制的に動かすこと」にあるらしい。

弱視は片目の視力が正常に発達せず、多くの場合で左右の眼が異なる方向をむいてしまう症状だ。適切な治療を施さなければ、弱い方の目の視力が低くなってしまう。

・実験参加者に2週間テトリスをしてもらい、効果を検証
今回、研究チームは弱視患者9名に特別なゴーグルを装着して、毎日1時間2週間にわたってテトリスで遊んでもらった。ゴーグルを装着することで、片方の目は落ちていくブロックを見つめ、もう片方の目は積み上がっていくブロックを見るようになる。

比較対象のために別の弱視患者9名には、視力の良い方の目をアイパッチで覆い、視力の弱い方の目だけを使ってテトリスをしてもらった。その結果、両目を使ってテトリスをしたグループの方が、より視力が改善する結果になったという。

・研究チーム「両目を動かすことで弱い目は見る能力を学習することができる」
なお、テトリスだけでなく、他のコンピュータゲームも効く可能性があるようだ。ポイントは「両目を動かすこと」。「強制的に両目を動かすことで、弱い方の目は見る能力を学習することができる」と研究チームは説明している。

これまで、子どもの弱視治療には「アイパッチ」がよく使われていた。良い方の目を大きな絆創膏のようなもので隠すことで、弱い方の目をより多く使用させ、視機能の発達を促すという方法だ。しかし片目だけを強制的に動かすアイパッチ法よりも両目を動かすテトリスの方が、効果があると研究チームは主張する。

不快でわずらわしいアイパッチの代わりにテトリスが治療に使えるのであれば、まさに子どもには夢のような治療法だろう。それにしてもゲームは目に悪い」という定説が覆されたかのような今回の研究結果。やはり、テトリスは奥深い!!

参照元:BBC(英文)
執筆:佐藤 ゆき
photo:Rocketnews24.


この記事をロケットニュース24で読む

ロケットニュース24

トピックスRSS

ランキング