【ボストン爆破テロ】市民の心のケアにセラピー犬が活躍! その効果が注目される / 専門家「投薬治療より効果あり」

ロケットニュース24 / 2013年5月18日 8時0分

【ボストン爆破テロ】市民の心のケアにセラピー犬が活躍! その効果が注目される / 専門家「投薬治療より効果あり」

2013年4月15日、ボストンマラソンで発生した爆弾テロ。多くの人が精神的に大きなショックを受けたが、そんな人々を陰で支えた存在がいる。「セラピー犬」と呼ばれる犬だ。

セラピー犬は高齢者施設や、小児歯科など世界中のあらゆる場所で活躍しているが、爆弾テロの後に精神的ショックで苦しんだ人々の心のケアにも大活躍! その効果が注目されている。

・「犬は聞き上手。相手の苦しみを感じ取ることができる」
セラピー犬を養成・派遣している団体Lutheran Church Charitiesも爆弾テロの直後、ボストンにセラピー犬を派遣した。「犬はとても聞き上手です。相手が困難を抱えていることを感じとることができるのです」と団体の会長は話す。精神的なショックを受けた人々は、自ら経験したことを犬に話すことで、癒されるのだそうだ。

この団体はボストンに5匹の犬を派遣した。訪問先では、人々は犬の近くに座って、犬を抱きしめたり、話しかけたり……特別なことをするわけではないが、犬の存在自体が傷ついた人々の心を癒すのだという。

・ボストンの人々のために「犬のだっこ会」を自ら企画した女性も
アンバー・ハサウェイさんという女性は、爆弾テロの後、ボストンの人々のために自分に出来ることはないか考えた結果、「犬のだっこ会」を思いついた。自分の犬に触ってもらうことで、人々の心を癒すことができるのはないかと考えたのだ。

彼女は人気投稿サイトReddit.comで「だっこ会」を告知し開催した。通りがかりの人や授業の合間の学生たちなど、多くの人が犬に触れて、癒されたようだ。

・犬に触れることで「幸せホルモン」オキシトシンのレベルが高まる
犬の持つ “癒し効果” は研究でも証明されている。過去の複数の研究で、犬に触れることで「幸せホルモン」オキシトシンのレベルが高まり、ストレスが軽減されること、快楽物質ドーパミンのレベルが高まるそうだ。

ある専門家は「投薬治療よりも大きな効果があることが示されていますし、もちろん副作用もありません」と、セラピー犬の効果について話している。また、犬をなでたり犬に話しかけたりすることで、直接他人に自分の感情を告白するよりも、ずっと簡単に “自分の気持ちを整理することができる効果” があるという。

傷ついた心を癒せるのは心理カウンセラーやセラピストといった専門家だけではない。犬も立派なセラピストになりうるのだ。北米で注目されている「セラピー犬」、日本でも少しずつ導入されているが、もっと身近な存在になる日も近いかもしれない。

参照元:abc NEWSimgur(英文)
執筆:佐藤 ゆき


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