諜報機関のコンピューターでも「解読できないフォント」をデザイナーが開発

ロケットニュース24 / 2013年8月20日 6時0分

諜報機関のコンピューターでも「解読できないフォント」をデザイナーが開発

ここ数年世間をにぎわしている「ネット社会におけるプライヴァシー」の問題。ウィキ・リークスの話題のみならず、海外、特にアメリカでは政府によるスパイ行為やプライヴァシーの侵害を問題視する声がとても多く存在します。

そんな中、「アメリカ最大の諜報機関NSA(国家安全保障局)のコンピューターでも解読できないフォント」をデザイナーが発表して話題になっています。

フォントの名前はZXX。開発したのは、グラフィック・デザイナーのサン・ム(Sang Mu)氏。”ZXX” というのは、米国議会図書館の蔵書管理に使われるコードで、「いかなる言語にも当てはまらない」ことを表わしています。

ZXXフォントのスタイルは、Sans、Bold、Camo、False、Noise、Xedの6種類。初めの2つは普通に読めますが、他は全てコンピューターによる解読を困難するデザインになっています。

例えば、文字が読みにくくなるドットやシミを散りばめたNoiseとCamo、打った文字と違う文字が表示されるFalse(各文字の中に小さく本当の文字が表示)、そしてバツ印が重なっているXed。これらを組み合わせて使うことであらゆる文書が解読不能に!

ム氏は、母国韓国での兵役時代に情報部に所属していた経歴の持ち主。開発にはそこでの経験とデザイナーとしての手腕が活かされています。見た目にもとてもクールで素敵ですよね。

解読システムの盲点を突いたデザインですが、いずれシステムは改善されるし、解読可能になることも分かっていると言います。

「政府による情報統制社会」や「プライヴァシーの保護」、そして「自由な社会とは何か?」といったことへの人々の意識を高めたい、そんな願いが込められたデザイン作品なのです。

フリーダウンロードが可能なので気になる方は是非チェックしてみてください。

寄稿:Pouch
参照元:MOTHERBOARD(英文)


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