【コラム】映画『ワールド・ウォーZ』がいろいろな意味でヤバすぎた件「ブラッド・ピットは全然カッコよくない。ラッキーマンみたいな存在」

ロケットニュース24 / 2013年8月21日 0時0分

【コラム】映画『ワールド・ウォーZ』がいろいろな意味でヤバすぎた件「ブラッド・ピットは全然カッコよくない。ラッキーマンみたいな存在」

8月10日に日本で公開がスタートした、映画『ワールド・ウォーZ』。

予告を見る限り、家族を離れ単身でゾンビ化の原因を探るブラッド・ピット演じる元国連職員ジェリー・レインの活躍や、大量のゾンビに襲われるド迫力のシーンが楽しそうな作品だが、実際は「ハリウッド版ラッキーマン」と認定してしまいたくなるぐらいのヤバい作品だった。

あまり内容を話してしまうとネタバレになってしまうので簡単に説明するが、何がヤバいかというと、とにかくブラピの運の良さがハンパじゃないということ。ドラクエでいうと運の良さが999で適当に殴っても会心の一撃になっちゃうぐらい運が良すぎるのだ。

だが、ブラピのラッキーさは少年ジャンプで掲載されていたラッキーマンのピュアな運の良さとは違い、「周りの運を吸収して自分の運勢を上げる」タイプの運の良さだということ。コレが物語のカオスさをグングンと上げていく。

ブラピが護衛するはずだった、「希望の星」であるウイルス学者、アンドリュー・ファスバッハは着陸した韓国の米軍基地で悲惨なことになるし、某中東の国家から脱出するときに乗った飛行機の乗客やチワワはなぜかアソコにアレが入っていてブラピがアレしちゃったためにアレになる(パイロットが一番最悪なことになる)し、とにかく周りの運を吸収して自分が助かるといったシーンばかりなのである。

しかもたまたま辿り着いた場所が山の中なのに目的地の超近所だったり、とにかく話の流れがぶっ飛びすぎていてヤバい。また、序盤に出てくるショッピングモールにいたいかにもワケアリっぽい謎の顔色の悪い青年もその後まったく出てこない伏線回収無視っぷりは、「とりあえずゾンビ出しとけばいいだろ(笑)」とアメリカンな考えで作られた作品のように思えた。

また、いかにも良妻っぽいブラピの奥さんも超大事なシーンでやらかしてしまうし、声優が篠原涼子だということに最近まで気づかなかったレベルである。両親が……なことになっちゃった男の子が悲しんでいないことや娘がぜんそくを患っている意味も、完全にスルー。伏線はすべてスルーされていると言ってもいいだろう。

内容やシナリオ的にかなり人を選ぶ作品であるが、ゾンビが死ぬほど好き! ゾンビになりたい! ゾンビ出てればほかはなにも気にしない! という人は、見に行ってみるといいぞ。

参考リンク:映画ワールド・ウォーZ


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