【中国】工事現場で古銭が大量出土 → 100人以上が押しかけ古銭の争奪戦が勃発!

ロケットニュース24 / 2013年9月13日 22時0分

【中国】工事現場で古銭が大量出土 → 100人以上が押しかけ古銭の争奪戦が勃発!

先日、中国の工事現場で子どもが古い銅銭を見つけたそうだ。チビっ子考古学者! と、なんとも微笑ましい話だが、中国ではそれだけでは済まなかった。

噂を聞きつけた大人が “お宝” を求めて付近を掘り返しまくり! 連日連夜100人以上が押しかける争奪戦が勃発し、地元ではちょっとした騒動になっているという。

・工事現場で古銭が出土
古銭が出土したのは河南省駐馬店市の工事現場だ。2013年9月9日、付近で遊んでいた子どもが工事現場で古い銅銭を発見した。

その噂が広まると、あっという間に “お宝” を求める大人たちが工事現場に押しかけたのだ! 手にクワやシャベルや金属探知機を持ち、なかには一家総出で来る人もいたという。100人以上が連日連夜土地を掘り返しまくって一攫千金を狙っている。現地ではすでに古銭20キロ以上が奪われているそうだ。

・出土したのは宋代の銅銭か
銅銭に「熙寧重寳」や「天禧通寳」という文字が確認できることから、北宋時代(960年~1127年)のものではないかと見られている。「天禧通寳」は大量に鋳造されたため現存しているものも非常に多いとのことである。

・業者は500グラム3100円で買い取り
古銭の争奪戦が勃発するやいなや、今度は買い取り業者が現れた。住民によると、当初は500グラム80元(約1300円)で取引されていたが、どんどん値があがり、現在は2倍の500グラム190元(約3100円)にまで高騰したという。

・住民からは困惑の声も
大勢の人があちこち掘り返すので、現場は穴だらけに。掘った土は周囲に積み上げられ、いつ崩れるかと心配する声も出ているそうだ。また、古銭を強奪していく姿に疑問を投げかける住民もいる。

「国のものでしょう。そんな勝手に持っていくのはどうかと思う。出土した古銭は国に返すべき」
「そんな大量に持っていったって一攫千金は無理ですよ。国に返せば国にとっても市民にとっても歴史を知ることができるのに」

・出土したものを持ち帰るのは法律違反
なお、中国の法律では「土や水のなかなどに埋没している文化財は国のものである」と決まっているそうだ。地元の文化財保護管理所の副所長は「発見したものを国に提出すれば表彰します。しかし、提出しなければ法にのっとり処分します」と話している。現場にも、「文化財の保護は全ての人に責任がある 拾ったものは届けるように」という看板が立てられ、古銭の返却とこれ以上の略奪をしないように呼びかけられている。

参照元:正北方網、中国新聞網(1)(2)(中国語)
執筆:沢井メグ


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