軽自動車は増税へ!? 総務省の検討会「2万円以上の格差は、バランスを欠く」

ロケットニュース24 / 2013年10月18日 22時30分

軽自動車は増税へ!? 総務省の検討会「2万円以上の格差は、バランスを欠く」

クルマの所有者には気になる報告が発表された。軽自動車税が増税されるかもしれないのだ。総務省の『自動車関係税制のあり方に関する検討会』が、政府・与党に提案する報告書の骨子(案)で軽自動車税の増税を検討すべきと、報告しているのである。

・軽自動車と小型自動車の違いがなくなってきている
なぜ軽自動車税を増税しようとしているのか。実は、政府が消費税10%アップ時の対策として、自動車の購入時にかかる自動車取得税の廃止を決定している。そのため総務省としては、取得税廃止による地方税の減収を、軽自動車税等の増税によりカバーしたい考えのようだ。

報告書案では見直しの根拠として、価格、道路や環境への負担に関して、軽自動車と小型自動車の違いがなくなってきていることを挙げている。

・軽自動車税と自動車税のバランスが悪い
また、軽自動車税と自動車税のバランスが悪いことも指摘している。現在、自家用の軽自動車の税額は年7200円。一方で自動車税は、1000cc未満クラスの29500円から始まり、2000cc未満クラスまで500cc毎に5000円刻みで増える。このことから報告書案では「2万円以上の格差があるのは、バランスを欠いている」と指摘。

さらに、税率が据え置かれ続けていることや、「全米自動車政策評議会、欧州自動車工業会から、非関税障壁であるとの指摘を受けている」ことなども考慮すべき点として挙げている。

・スズキ会長「弱いものいじめ」
この軽自動車税の増税の流れを、軽自動車メーカーはどう考えているのだろうか。軽自動車の代表的メーカーであるスズキの鈴木修会長は、2013年8月29日の新車発表会にて「弱いものいじめと感じる」と反対している。

・千葉市長「軽自動車税は徴収コストに見合わないほど安い」
一方で千葉市長の熊谷氏は Twitter で、以前は自身も軽自動車に乗っており「維持費が安いのが魅力」としたうえで、軽自動車税について以下のように見直しを求めている。

「実は軽自動車税は徴収コストに見合わないほど安く、税の公平性を抜きに考えれば徴収しない方がマシかもしれないという不思議な税目です」 @kumagai_chiba
「毎年国でこの軽自動車税の見直しが議論されますが、反発が大きく見直せていません。(中略)軽自動車規格を見直し、小型の乗用車の税負担を軽減するなど国民に負担感の無い形で見直しして欲しいと思います」 @kumagai_chiba

・ネットユーザーからは反対の声も
また増税へとの報を受けて、Twitter では以下のように反対の声やTPPとの関係ではないかとの声もあがっている。

「軽自動車増税したら生き方完全に変えてかなきゃな」
「軽自動車のメリットって税金安いことと小さいことだけだろ」
「地方切捨て」
「これはTPPとの関係だよ。」
「TPPのあれで軽自動車規格無くせって言われてるから今から潰しにかかってるんでしょ、どうせ」
「今までがあまりにも優遇され続けてたので、少しづつなら賛成です。でも、本当の理由が米国の圧力があったからなら反対!」

・生活や仕事に負担のない見直しを
報告書案は、エコカー等の環境負荷が低い車の乗り換えや利用を促進する方向でまとめられている。しかし、いまの軽自動車の安い維持費は実現されないのではないだろうか。

軽自動車は日本の日常生活や仕事の足として根付いている。増税により手放す人や、購入を諦める人も出てくるだろう。特に移動手段が限られている地方では死活問題だ。移動手段を奪わないよう、千葉市長の発言の通り国民に負担の無い形での見直しを進めてもらいたい。

参照元:総務省 / 検討会THE PAGE / これだけあるクルマの税金、Twitter


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