「いかに情熱的か」クラシック音楽の評価基準/視覚情報が大きく左右しているらしい

ロケットニュース24 / 2013年11月9日 6時0分

「いかに情熱的か」クラシック音楽の評価基準/視覚情報が大きく左右しているらしい

クラシックは敷居が高くてどうも……という人も、生やTVで一度はコンサート風景をご覧になったことがあるはず。良いもんですよねえ、クラシック。秋ですし。

おぉヴァイオリンのお姉さんキャワゆい、とか、あらぁこの低い声の男性ステキ! なんてのも自由です。不純ですか? まあ、そうなんですけど。しかし、実はそんな視覚情報がクラシック演奏の評価に大いに影響しているらしい! というのが本日の話題。

ひとまず見た目の良し悪しは置いといて。研究を発表したのは、自身もプロのピアニストであり心理学者のチャ・ジュン・ツァイ博士(ロンドン大学)。

今回のリサーチは、884人の素人クラシック・ファンとプロ・ミュージシャンに対し、10のコンサート映像を音なしで鑑賞してもらうというもの。

その結果、視覚情報だけで ”実際にベスト・リサイタルと評価されているコンサート” を言い当てた人は、およそ半数にも上ったそうです。判断基準で多かったのは「情熱的か」や「没頭しているか」。そう見えたかどうかです。

一方、音だけで同じような実験をすると、なんと正解率は1/5にまで急降下。しかも、事前に「何を基準に演奏家を評価する?」と質問した段階では、ほとんどが躊躇なく「音!」と言っていたんだそうな。

プロのミュージシャンも被験者だったわけですから、その点ちょっと意外な結果ではあります。同業だから、逆に色々考えすぎちゃったのでしょうか?

「クラシックのトレーニングは、いかに良い音を出すかに集中するのが普通です。また、聴き手がいかに公正に ”音” を判断したいと思っていても、ライブ・パフォーマンスでは視覚情報が大きく左右するものです。」

要は、魅せる演奏かどうか。DVDやインターネットなど、視覚情報が溢れていることもひょっとしたら関係あるかもしれませんが、演奏する姿にグッと引き込まれることが多いのは確かですよね。

こうした結果について博士は、会社人事や政治選挙にも同じ側面があるのではないかと指摘しています。

寄稿:Pouch
参照元:dailymail.co.uk(英文)

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