テレビでスポーツ観戦するだけで「自分が運動しているかのように身体が反応する」という研究結果

ロケットニュース24 / 2013年11月30日 18時0分

テレビでスポーツ観戦するだけで「自分が運動しているかのように身体が反応する」という研究結果

健康のために運動をしたほうが良いというのは、一般常識。でも、なかなかやる気がおきない。だって疲れるし、面倒だから。そんな怠け者と運動嫌いに朗報だ。オーストラリアで行われた研究によって今回初めて、テレビでスポーツ観戦するだけで、自分が運動しているかのように身体が反応することが明らかになったのである。

ウェスタン・シドニー大学の統合生理学の教授ボーン・メイスフィールド氏らは、今回の調査で、被験者の神経に非常に小さな針を挿入し、血管につながる神経線維の電気信号を測定した。この方法によって、身体的、精神的ストレスによる非常に敏感な生理学的反応を計測できるという。

・被験者の心拍数や呼吸数、発汗量が上昇
研究者たちは被験者の筋交感神経活動を監視しながら、最初に静止画像を見せた。その時、数値に変化はなかった。次に、軽快にジョギングする人の映像を見せたところ、なんと心拍数や呼吸数、発汗量が上昇するという、まるで自分が運動しているかのような変化が起きた!そして映像を見終わると、もとの数値に戻ったのである。

メイスフィールド教授は「実際に運動している時に心臓、血管、汗腺などに作用する交感神経系が活性化することは知られていましたが、今回、動きのあるシーンを見ている時にも、まるで自分が運動しているかのように交感神経系が反応することがわかりました」と振り返る。

・運動する時に検出される全ての生理学的反応を確認
もう1人の研究者、レイチェル・ブラウン博士も、この結果について「変化自体は小さなものでしたが、運動する時に検出される全ての生理学的反応が見られました」と語る。ちなみに、被験者はリラックスした状態で座っており、筋肉は動かしていない。ということは、生理学的反応は心因性であることを示している。

・怠け者にとっては魅力的な事実が明らかに
メイスフィールド教授は「ソファから降りて運動する効果に代わり得るものではない」と釘を刺しているけど、この研究によって、テレビでスポーツ観戦 → 脳が運動モードに → 体が勝手に反応! という、怠け者にとっては魅力的な事実が明らかになったわけだ。

怠け者の1人としては、ジョギングではなくもっと激しい運動の映像を見たら、それに比例して心拍数や呼吸数、発汗量がさらに上昇するのかも知りたいところ。もしそれが証明されれば、究極のエクササイズとして「テレビ観戦健康法」が登場する日も近い!?

参照元: MailOnline(英文)
執筆:川内イオ
Photo:RocketNews24.

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