南アフリカの「貧困街をイメージした宿泊エリア」に批判殺到! 海外ネットユーザーが激怒して炎上状態に

ロケットニュース24 / 2013年12月13日 16時0分

南アフリカの「貧困街をイメージした宿泊エリア」に批判殺到! 海外ネットユーザーが激怒して炎上状態に

南アフリカ共和国のあるホテルが有する宿泊施設が、海外ネットユーザーの間で批判の的となっている。その施設とは、貧民街をイメージして作られた「Shanty Town」と呼ばれる宿泊エリアだ。実際に南アフリカでは、深刻な貧困があらゆる社会問題の原因と考えられている。そのためこの施設は「貧困層に対する侮辱」であるとして、ホテルは痛烈な批判を浴びているのだ。

・トタン張りの小屋
この施設があるのは、同国フリーステイト州ブルームフォンテインにある「エモヤ・ラグジュアリー・ホテル&スパ」だ。エリアには、トタン張りの小屋のような客室(4名)が13棟用意されており、最大で52名が寝泊まりできる。

・床暖房を装備した唯一の貧民街
シャワー付きのバスや電気設備も整っているのだが、リアリティを出すためにくみ取り式の屋外トイレや、薪で湯を沸かす釜もあるそうだ。本当の貧困街と異なるところは、床暖房と無線インターネットの設備があるところだろうか。ホテルは、そこを売りにしているらしく「床暖房および無線インターネットを装備した世界でただ一つの貧民街です」と誇らしげ。また「私たちの小屋は安全でお子様連れにも優しい」と、紹介している。

・「glamping」から「glumming」へ
この施設を、アメリカの皮肉屋コメディアン、スティーヴン・コルベアは「ぜい沢なキャンプ(glamour camping → 「glamping」という)に飽きた金持ちが、ぜい沢にスラム体験(glamour slumming → 「glumming」)を楽しむんじゃないのか?」と非難している。海外ネットユーザーの間でも、「貧しさ」をもてあそんでいるのではないかとの指摘が相次いでいる。

・他の国にも存在する
実は他の国々でも、貧困を売りにしたビジネスが存在する。スウェーデンのある都市では、3万4000人いると言われる貧困層のエリアでの宿泊を提供するサービスがある。米サンフランシスコでは、ホームレスの避難所で宿泊できる観光客向けのプランが存在する。また、スペインのバルセロナでは、かつてホームレスだった人たちがガイドになって、街の裏名所を案内するツアーがあるそうだ。

世界の金持ちは本当にぜい沢に飽きてしまったのだろうか。貧しさを一時的に体験することを望んでいるというのか。とにかくこのホテルへの批判は、しばらく収まりそうにない。

参照元:The Sydney Moning HeraldEmoya Luxury Hotel and Spa(英文)

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