【ライブレポート】“アジアのスーパーバンド” こと台湾バンド「Mayday」が日本デビュー後初ライブを開催! 内容から見える日本への気合い

ロケットニュース24 / 2014年1月14日 14時5分

【ライブレポート】“アジアのスーパーバンド” こと台湾バンド「Mayday」が日本デビュー後初ライブを開催! 内容から見える日本への気合い

「邦楽以外の音楽」というと真っ先に思い浮かぶのは欧米の音楽ではないだろうか? だが、アジアに目を向けてみると日本では考えられないような規模のとんでもない記録を更新し続けているアーティストがいる。そのひとつが、台湾のバンド「Mayday(五月天)」だ。英国BBC放送でも“アジアのビートルズ”と称されたほどである。

しかし、日本ではあまり知られておらず、本人たちも「新人のつもりで頑張る」と言うくらい。そんな彼らが2014年1月11日、12日に大阪と東京でライブを開催した。日本デビュー後初となる日本公演に、どんな意気込みで挑んだのか。ライブの様子を会場でのトーク部分も交えて紹介したい。

・台湾のロックバンド「Mayday」
Mayday とは、1999年にデビューした台湾のロックバンドだ。メンバーは、ボーカルの “アシン”、ギターの “モンスター” と “ストーン”、ベースの “マサ”、ドラムの “ミン” の5人。

北京語(台湾国語)や台湾語の楽曲を発表し、台湾や中国大陸を中心に人気を博している。日本の人気バンド flumpool とコラボし映画『おしん』の主題歌担当を経て、日本で正式デビューした。

・2時間半、27曲を熱唱
大阪・東京のライブでは、約2時間半の間に、日本で発売されたベストアルバムの収録曲12曲を含む計27曲が演奏された。『孫悟空』や『恋愛ing』などライブ定番の楽曲だけでなく、『賭神 / ギャンブラー』のニューバージョン、『相信 / 信じる』、『借問衆神明 / ちょっと聞くけど神様たち』と “レア” な楽曲も披露。最近、彼らを知った人にとっては「新鮮」、以前からのファンは「お!」と思うような、それぞれが楽しめる選曲だったようだ。

・日本公演ならではの演出に会場も沸く
また、日本公演ならではの演出も見られた。たとえば、『T1213121』という曲。タイトルの英数字はギターのコードのことで、それがそのままサビになっている。本来なら、数字の部分は中国語読みで「イー・アル・イー・サン・イー・アル・イー」と歌うところを、今回、メンバーが「イチ・ニ・イチ・サン……」と日本語読みで歌いはじめたのだ。

実は、会場は中華系の来場者が多く、それに気圧されて若干アウェー感を感じる日本人もいたという。日本語のトークという課題も残るものの、このようなただ中華圏のものをそのまま持ってきたのではない “日本向けの演出” に、日本人も台湾人も中国人も関係なく会場は沸いた。

・日本語の歌も披露
また、ボーカルのアシンが1人で日本語の歌を披露した際も大いに盛り上がった。今回のライブで歌われたのは Mayday の原曲に、flumpool の山村隆太氏が歌詞をつけた『OAOA』。東京公演ではさらに GLAY の TAKURO 氏作詞の『Dancin’ Dancin’』も歌われた。

2曲とも元々、GLAY や flumpool と一緒に歌った楽曲だ。アシンが一人で歌うのは初のことである。曲が Mayday のものとは言え、発音もおぼつかない外国語で、しかも日本の第一線で活躍するアーティストがガチで書き上げた詞を、1人で歌いきるというのは簡単なことではない。

アシンも歌い終わった後に

「デビューしたばかりの頃、1万人の前で歌ったときと同じ気持ちでした!」
「今度は緊張しないと思う」

と、実はかなり緊張していたことを明かした。

・気になる日本での本格活動
Maydayはすでに中華圏で絶大な成功を収めている。「日本でライブを開催しました」という実績を作るためだけなら、3000くらいのキャパなら放っておいても中華圏から動員できるだろう。

それにも関わらず非英語圏の音楽が根付きにくい日本市場での活動に、敢えて本腰を入れようとする理由とは何なのだろうか? Mayday は過去に「flumpool が誘ってくれたから」などと冗談交じりに話しているが、実際のところはどうなのだろう? 

いずれにせよ、真意は彼らの胸の中なのかもしれないが、最後に今後の活動への意気込みが見えてきそうなトーク内容をご紹介したい。

「もっと日本語を覚えて、もっと沢山の日本語の曲を歌いたいと思います」(ストーン:東京)
「(日本語で)今度は武道館で会いましょうか!」(モンスター:東京)
「台北から東京まで飛行機でたった3時間だけど、僕らがこうやって日本のステージで多少の日本語を話して、日本語の歌を歌えるようになるまで15年かかりました」
「ずっと書きたかった。世界中、どんな場所の人もわかる曲を書きたかった。その目標は今日達成できたかな?」(アシン:東京)
「じゃあ、みんな、今日は初めてMaydayに会ったと思って! “ (日本語で)はじめまして、どうぞよろしく!! ”」(アシン:大阪)

参考リンク:Maydayオフィシャルサイト
Report:沢井メグ
Photo:.橋本塁

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