「大麻喫煙で死に至る可能性がある」との研究結果

ロケットニュース24 / 2014年3月4日 20時0分

「大麻喫煙で死に至る可能性がある」との研究結果

大麻は、海外の一部ではエイズや癌(がん)の治療にも使用されており、今まで大麻の喫煙で死亡した人はいないと言われてきた。しかし、その説をくつがえす研究結果が発表され、大麻喫煙者の間で衝撃が走っているのである。

・大麻喫煙で男性2人が死亡
大麻喫煙で死に至る可能性があると発表したのは、ベノ・ハータング博士が率いる独デュッセルドルフ大学病院の研究チームだ。他のドラッグと併用して大麻を喫煙すると、心臓疾患や呼吸器系の癌の原因となり、死に至る可能性があることは以前から知られている。

研究チームは、大麻を吸った直後に死亡した男性2人の徹底的な検死を初めて行い、大麻喫煙以外の原因も探るため、毒物テストや遺伝子検査などの15におよぶ入念な検査を実施した。

・死因は大麻喫煙による不整脈
その結果、1人は心臓の鼓動が急激に早くなり、もう1人は急激に遅くなったことが原因で死亡したことが判明したのである。2人とも死亡直前の2~3時間以内に大麻を喫煙し、どちらも心臓疾患の持病を持っていなかったことから、大麻喫煙で生じた不整脈が死因であると結論づけられた。

ハータング博士は、大麻喫煙で心臓疾患を引き起こし死に至る可能性は充分あるとしているが、どのように不整脈が起こったのか理由は明確になっていないとのこと。

・研究結果に異を唱える声も
しかし、ハータング博士の研究に異を唱える声も上がっている。イギリス国民医薬予防組合のデビット・ライアン氏は、「今回のような症例はまれで、これからもあまりないでしょう。本当のリスクは、若者が長期にわたって大麻を喫煙した場合の脳への影響です」と意見を述べている。

以前行われた研究で、大麻喫煙による統合失調症や欝(うつ)、知能低下のリスクなど、脳への影響が指摘されている。

品種改良が施されている現在の大麻は、30年前と比べて大麻の実効成分 THC の含有量が20~30倍になっているそうだ。どんな薬でも過剰摂取は体に毒なので、摂取量を充分考慮すべきだろう。

参照元:Mail Online(英語)
執筆:Nekolas
Photo:Rocketnews24.

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