世界初の「赤ちゃんDJスクール」に批判殺到 / スクールを運営する女性作曲家の本当の狙いとは?

ロケットニュース24 / 2014年3月13日 11時0分

世界初の「赤ちゃんDJスクール」に批判殺到 / スクールを運営する女性作曲家の本当の狙いとは?

子どもには無限の可能性が秘められている。幼いうちからさまざまな経験をすることで、進路や職業選択の幅が大きく変わってくるだろう。だが、何でもかんでも早いうちからが良いのかというと、必ずしもそうとは限らない。

最近、米ニューヨークで、ちょっと変わった赤ちゃんのための教室が登場し話題を集めている。その名も「Baby DJ School」。いわば、DJの教室だ。かなり批判的な声も多いとのことだが、はたして子どものために役立つ教室なのだろうか?

・6人の子どもが通う教室
教室を運営しているのは、作曲家でパフォーマンスアーティストでもある、ナタリー・ワイスさん(31歳)だ。彼女は、2013年9月にスクールを開設し、現在9〜20カ月の子供たち6人を受け持っている。子供のいる友人宅にDJの機材を持って行ったことが、スクールを開くきっかけになったそうだ。

・機材に触れる喜び
ベビーシッターとしてその家の1歳半の子供の面倒を見ていたのだが、その子が機材に強く興味を示したので、扱い方を教えたところ……その子はとても熱心に話を聞き、機材に触れることに喜びを感じていたという。そこでスクールを開こうと決心したのである。子供にわかりやすく伝えるために、機材の説明は歌にしたそうだ。

・ネット上で話題沸騰
一風変わったスクールは、すぐに注目を集めることとなる。ある情報サイトで紹介されたところ、Facebook の「いいね」と Twitter の「リツイート」が合計で1兆件にもなったそうだ。ただし、肯定的なコメントよりも批判的なコメントの方が多かった。それでも彼女は、くじけることなくスクールを継続している。彼女は子供たちの反応を肌で感じているため、迷いがなかった。

・音楽に乗る子供たち
スクールの様子を伝える映像を見てみると、たしかに子供たちは楽しそうに音楽に乗っている。機材の理屈はわからなくても、音楽に乗っている姿は間違いのないものだ。強要されてそうしている訳ではなく、純粋に反応している感覚が見てとれる。

・DJ になるかなんてわからない
スクールに通う1歳の子の母親は、「うちの子はギャングスタラップが好きなの」と話す。「子供が将来、DJ になるかなんてわからないわ。誰だってそんなことわからないでしょ」。どうやら子供を DJ に育て上げるために、このスクールに通わせているわけではなく、母親たちは音楽に触れる機会として、子供を連れてきているようである。

・本当の狙い
ある音楽プロデューサーは彼女の考えを知ったときに、正気ではないと思ったそうだ。だが、彼女の考えるスクールプログラムは、ただの “DJごっこ” ではなく、もっと深い狙いがある。

たとえば歌は、子供の言語能力の成長を目的としており、ダンスは運動能力の成長を促す。そしてグループワークで社交性を高める機会を与える。これらが真の狙いであり、DJを養成するために教えている訳ではないのである。先のプロデューサーはそのことを知ったときに、彼女の才能を感じたそうである。

なるほど、そのような深い意味があったとは……。ここで育った子供たちは、将来どのような大人に成長するのだろうか。そのうち1人くらい、本物の DJ になる日が来るのかもしれない。

参照元: Facebook Baby DJ SchoolODDITYCENTRAL(英語)

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