研究者が「肥満遺伝子」の特定に成功 / 新たな肥満防止薬誕生の画期的な一歩になるか?

ロケットニュース24 / 2014年3月21日 18時0分

研究者が「肥満遺伝子」の特定に成功 / 新たな肥満防止薬誕生の画期的な一歩になるか?

「太りやすい体質と太りにくい体質がある」とはよく言われること。そして、肥満に悩んでいる人の中には、「太りやすいこの体質を何とかして〜」と思っている人もいるのではないだろうか?

そんな人に朗報! もしかしたら、将来的に肥満を体質レベルで改善できる新薬が生まれるかもしれないぞ。というのも、ある研究チームが肥満遺伝子の特定に成功したのだ!!

・シカゴ大学の研究チームが発見
肥満遺伝子を見つけたのは、アメリカ・シカゴ大学の研究チーム。その遺伝子は、「IRX-3」というもの。研究者の1人である同大学のノブレガ教授は、「私たちの研究データは、IRX-3が体重をコントロールし、身体組織を調整していることをはっきりと示している」と語る。

・IRX-3を持たないマウスはスリム
研究は、マウスを使って行われた。まず、IRX-3を持つマウスと持たないマウスの2つのグループに分けられ、どちらのマウスにも同じ食事が与えられたのだ。すると、問題の遺伝子を持たないマウスの方が、平均で30%も体重が軽かったのだという。なお、実験は同一の運動量という環境で行われている。

さらに、マウスに高脂肪のエサを与えたところ、IRX-3を持たないマウスは体重が変わらなかったのに対して、持つグループは体重がほぼ2倍になったとのこと。

研究者の1人は、IRX-3 遺伝子を持たないマウスは、肥満を誘発する高脂肪のエサに対して完璧な抵抗力を持っている。また、ブドウ糖を制御する能力が強く、糖尿病を防ぐ力もあると思われる」と語る。

つまり、IRX-3を持たない種は、肥満になったり糖尿病を発病するリスクが低いと思われるのだ。まだ、マウス実験の段階ではあるが、この研究成果が、人間に応用されるとなると画期的!

なお現在、ノブレガ教授の研究チームは、IRX-3が遺伝子や細胞に対してどうように作用するかを研究しており、いずれは肥満や糖尿病に効果を発揮する新薬の開発につなげていきたいとのことである。

参照元:Mail Onlinenature(英語)
執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.

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