時差ぼけの解消に光明! 体内時計をリセットできる新薬が話題

ロケットニュース24 / 2014年3月28日 9時0分

時差ぼけの解消に光明! 体内時計をリセットできる新薬が話題

長時間のフライトで海外に行った時に付きものなのが、時差ぼけ。眠くて気持ち悪くて、場合によっては頭痛までするあの感覚は、何ともイヤなものである。また徹夜や夜勤が多いお仕事をされている人の中には、「時差ぼけと似たような感覚を頻繁に感じている」という人も多いだろう。

実は今、そんな時差ぼけの新薬が話題になっている。問題の薬はまだ研究開発中ではあるが、体内時計を調整する酵素に作用することで、体内時計をリセットできるらしい。

・ポイントは酵素
薬が開発されるきっかけは、イギリス・マンチェスター大学の研究者たちによる発見。彼らは、体内時計に影響を与える酵素の存在を突き止めたのである。ちなみに、その酵素の名前は「カゼインキナーゼ1エプシロン」という。

そして、その酵素を生み出す遺伝子を消すことで、時差に素早く順応できる上に、代謝の混乱も最小にとどめられることが判明。つまり、「カゼインキナーゼ1エプシロン」の発生を抑えられれば、同時に体内時計の狂いを解消できるようなのだ。

人間の場合は、問題の酵素を生み出す遺伝子を消す事は出来ないが、薬でその酵素の発生を抑えられるのではないかと考えられているもよう。現在、大手製薬会社のファイザーが薬の研究開発に踏み切ったことに加え、複数の製薬会社が開発に乗り出す予定とのこと。

・製品化の目処は5〜10年
ここで気になるのは、いつごろその薬が販売されるのかという点。それに関して研究者の1人は、「5〜10年で販売されることが現実味を帯び始めた」と語る。

ただ、これはあくまでもイギリス国内での話。その薬が日本でも入手できるか、そしてそもそも本当に5〜10年で販売可能なのかどうかはまだ未知数だが、製品化されるとなると非常に画期的。

飛行機で海外に行く機会が多い人や、夜勤が多く生活のリズムが狂いがちな人は、大いに役立ちそう。このまま順調に開発が進むことを願うばかりだ。

参照元:Mail Online(英語)
執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.

この記事をロケットニュース24で読む

ロケットニュース24

トピックスRSS

ランキング