【混沌のガラクタ市】敬礼! 筋金入りの日本軍コスプレマニアはチェンマイ在住のタイ人だった Byクーロン黒沢

ロケットニュース24 / 2014年5月16日 10時0分

【混沌のガラクタ市】敬礼! 筋金入りの日本軍コスプレマニアはチェンマイ在住のタイ人だった Byクーロン黒沢

タイ北部の古都・チェンマイ。この町で毎週土曜日に催される「がらくた市」。道路にめいめいゴザを敷き、自慢のお宝を並べる参加者。そして、掘り出し物を探す市民たち。

お守り、電源アダプタ、使い古しケータイ、老眼鏡、古時計、灰皿、溶けかけた正体不明のノートパソコン……。九割方ガラクタだが、あらゆる皮膚病が一発で治る秘薬なども売っていて、市場全体に漂う混沌とした空気がたまらない。

写真を撮りつつさまよっていたところ、群衆の中から旧日本軍の軍服に身を包んだ謎の男が現れた。なぜチェンマイで、こんなややこしいコスプレを……。話しかけてみたところ、たどたどしい日本語で聞き返されびっくり。そう、彼はタイ人だったのだ!

・これからの人生、コボリとして生きよう
彼の名は「コボリ」。もちろん源氏名である。旧日本軍のコスプレを始めて10年目。正真正銘のタイ人で、チェンマイではちょっとした有名人。タイの人気俳優が日本人青年将校「小堀」を演じた「クーカム」という映画に感動し、これからの人生、コボリとして生きようと決心したのが全ての始まり。陸軍ルックに加え、その日の気分で海軍や憲兵になることもある。

・道に迷った日本人女性を救助
あまりに軍服と親しみすぎた結果、コスプレというよりは、もはや日常の普段着感覚に……。日本兵姿でショッピングしたりカフェでくつろいだり。道に迷った日本人女性を軍服姿で案内したことも一度や二度ではないという。

雲南省と陸路でつながり、中国人観光客だらけになってしまったチェンマイ。こんな格好で歩いた日には、叫ばれたり罵られたり、詰め寄られることもあるだろう。それでも彼は頑なに日本兵を演じ続ける。せめてもの感謝に、私はコボリさんを敬礼で見送ったのだった。

Report : クーロン黒沢
Photo : Rocketnews24.

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