【大阪】面白キャッチコピーで有名になった「文の里商店街」に行ってきた / 大阪の下町だからこそ似合うポスター

ロケットニュース24 / 2014年6月10日 19時0分

【大阪】面白キャッチコピーで有名になった「文の里商店街」に行ってきた / 大阪の下町だからこそ似合うポスター

大阪市阿倍野区にある「文の里商店街」の商店のポスターが、最近有名になったのをご存知だろうか? 

一見、何の変哲もない商店街なのだが、ポスターのキャッチコピーが、ユニークだと注目を集めているのだ! 海外でも高く評価されるほどである。そこで今回はそのポスターとともに、商店街の方の声を取材したので紹介したい。

・大阪の下町にある商店街
大阪市営地下鉄「文の里」駅の7番出口を出て少し歩けば、「文の里商店街」の入り口だ。200メートルほど続くこの商店街には、鮮魚店や漬物店、書店、寝具店、ブティック、電気店などが軒を連ね、いかにも「昔からあるレトロな商店街」という雰囲気だ。

・次から次へと目を引くポスター
中を歩くと、次から次へと目を引くポスターが目に飛び込んでくる。「似合ってなければ口には出さず顔に出しております。」「切り口に大量の塩を塗りこんでやった」などなど、ユニークなポスターばかりだ。

どれも面白かったが、個人的に一番面印象に残ったのは下村電気店さんの「閲覧履歴の消し方、おしえてください」だろうか。

写真の表情が何とも言えない上に、「お客さんは何をしたんだ?」と想像が掻き立てられて思わず笑ってしまう。それだけでなく、「細かなアフターケアに対応してくれそう」「地元の人から信頼されている」というイメージをさらっと与えてしまうところが、お見事である。

・「商店街を元気にしたい」という気持ちから
実はこれらのポスターは、電通の若手クリエイターが制作したもの。「商店街を元気にしたい」という気持ちから始まったプロジェクトなのだそうだ。

「商店街で働く方たちは、ポスターに関してどのように思っているのか?」何人かにお聞きしたところ、みなさん一様に「面白いアイディアだと思う」とのこと。それ以外にも……

「間違いなく商店街の人通りが増えた」
「今まで年配の客層ばかりだったが、若い人も来るようになったわ」
「急に注目されてびっくりしたけど、うれしかった」
「マスコミの取材もたくさん来た」
「これだけ人を集めるキャンペーンをしようと思ったら、莫大なお金がかかるはず。それを低予算で実現できたのだから、ありがたいこと」

などなど。商店街への注目効果や集客効果を実感している声が多かった。

・しかし「文句なしに大成功!」とは言えない一面も
一方で、「売り上げに結びついていない」「写真を撮って終わりという人がほとんど」「店の利益という点では、キャンペーン前と何も変わらない」などの声も少なくなかった。「注目を集める」という点では画期的な成果を上げたものの、「文句なしに大成功!」という訳ではなさそうだ。

・歩いているだけで楽しい
とはいえ、文の里商店街は、見て歩いているだけで楽しい。個人的には、昔からある観光スポットより、これらポスターが自然と馴染んでいる、下町情緒溢れる文の里商店街の方が、よほど面白いと感じた。

「レトロな商店街の雰囲気を味わいたい」「大阪の新しい観光スポットに行ってみたい」という人はぜひとも足を運んでみてはいかがだろうか。そして「こんな面白い商店街がなくなって欲しくない!」と思うならば、何か買い物して帰るといいだろう。

Report:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.

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