47年の長きにわたり営業してきたお店が突然閉店 / 店先に貼られたおしらせが切ない 東京・新宿御苑「来々軒」

ロケットニュース24 / 2014年8月1日 8時0分

47年の長きにわたり営業してきたお店が突然閉店 / 店先に貼られたおしらせが切ない 東京・新宿御苑「来々軒」

厳しい暑さが続いている。梅雨明けから猛暑が続いており、2014年7月21~27日までに熱中症により緊急搬送された人は8580人にも上ると、消防庁は発表している。室内でも油断は禁物だ。特に飲食店では、厨房内の温度は時間帯によって著しく上昇する。火口の前に立っていると、40~50度になることも珍しくない。

・厨房は暑さとの闘い
飲食店の仕事は、体力が重要であると、記者(私)も自らの経験で知っている。それが年齢を重ねるごとに、身体にかかる負担は増大していく。新宿御苑前にある中華料理店「来々軒」は47年の歴史を持つ老舗だ。そのお店が突然閉店してしまった。それも店主が昨年今年と熱中症にかかったためとのこと。店前に掲げられたお知らせに、あらためて暑さとの闘いがあったことを感じる。

・来々軒閉店のお知らせ

「私事ではございますが、今夏、去年と熱中症に患りこの調理場に立てなくなってしまいました。その為泣く泣く苦渋の決断を迫られ閉店致します。思い出せばこの新宿御苑の場所に47年間皆様に支えられて商いをさせて頂きました。なじみの御客様が沢山たくさんいらっしゃいますが一人一人の方に御あいさつも叶わずこれにてごあいさつとさせて頂きます。皆様本当に永い間有難とう御座居ました。ではグッドラック さようなら 店主夫婦」(「閉店のお知らせ」ここまで)

・文章からうかがえる人柄
文頭、「私事ではございますが」と切り出すところに、店主の控えめな人柄がうかがえる。そして、「グッドラック」と思わず微笑んでしまう一文に、せめて明るい気持ちでお別れをしたいという、店主の心遣いを感じることができる。

・早くよくなって欲しい
おそらく店主にとって、夏が来るたびに闘いだったのではないだろうか。「泣く泣く」という言葉から、その闘いを終わらせなければいけないという悔しさが切々と伝わってくるようだ。まずは、身体を休めて、この暑い夏を乗り切って欲しい。47年間、お疲れ様でした。養生して早く元気になってもらいたい。

執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

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