【古米への挑戦】米を2年間放置したらイイ感じに醸されていた!! 炊いてみたら中華料理とベストマッチなのだ / これからは「熟成米」と呼ぼう!

ロケットニュース24 / 2014年11月20日 11時0分

【古米への挑戦】米を2年間放置したらイイ感じに醸されていた!! 炊いてみたら中華料理とベストマッチなのだ / これからは「熟成米」と呼ぼう!

ワインやウイスキーは若いものより年数が経ったものの方が美味しいと言われている。チーズだって種類によっては数年かけて熟成させたものの方が高価。恋のお相手だって、ヒヨッコより熟女やオジサマの方がいいという人もいるだろう。

なのに、それなのに!! どうしてコメは「新米」が珍重されるのか。どうして「古米」というとガッカリした顔をされるのか。そもそも「古米」が「まずい」というのは真実なのか?

・2年間放置されていたお米
というのも、先日、ロケットニュース24編集部で平成24年度産の米が発見されたのだ。今年は平成26年。つまり2年前の米ということである。

・正直、スマンかった!
そんなに長く放置していた気なんかなかった。私の中では、ここ2年ほど光のような速さで時間が過ぎていただけなのだ。

しかし、何をどう言ってもすでにリアルに時間は経っている。一般的に「古米はマズイ」と言われているので、おコメさんや農家の方に申し訳ない気持ちでいっぱいになった。

・でも「古米はマズイ」って真実なの?
だがしかし! 「古米がマズイ」というのは本当なのだろうか? 1993年、米の大凶作のタイ米が緊急輸入されたことがある。その際、「タイ米は美味しくない」などとと言われたが、それはタイ米が和食と合わないというだけの話である。タイ米と味噌汁の組み合わせは確かに微妙。しかし、タイ米とグリーンカレーの相性は神がかっている。

……ということは、もしかしたら「古米がマズイ」というのも、マズく感じるような食べ方をしてしまってるからではないだろうか。「古米」にもピッタリな食べ方があるに違いない。

・古米の特徴を考える「ツヤなし、パサパサ、独特の香り」
実際に、26年産の新米と比較すると、炊く前も炊いたあとも2年前のコメはツヤがなく、パサパサ、黄色くて、さらになんか粉っぽい独特の香りがする。このニオイどこかで……って、これ、中国のコメの香りじゃないか! 

その場にいた編集部全員が「中国の安~い食堂のコメのニオイ」ということで一致。となれば、やるべきことはただひとつ! 中華料理と食べてみるしかない!!

・中華料理と合わせたら本場の味に!
さっそく、麻婆豆腐発祥の店『陳麻婆豆腐』の麻婆豆腐とホイコーロー、そして自作の卵とトマトの炒め物「西紅柿炒蛋(しーほんしーちゃおだん)」を準備。早速、コメにかけて食べてみると……

こ、これや! 本場の味キターーーー!! パサスカしたコメが、乾いたスポンジのように、おかずの汁気を吸っていく。またコメに粘りがないためコメ同士の結束が弱く、スルっとおかずの懐に入り込み料理と渾然一体となっている。コメの適度な弾力も心地いい。

日本のコメはいくら2年前のものと言っても、本場中国の食堂のコメと比べると少し甘味が強く、それが料理の味をより引き立てている。中国で上等なコメを食べている気分だ。これはうんまぁぁい!! 

・これからは『熟成米』と呼びたい
筆者(私)は、かねがね、日本の新米は美味しいが、中華料理と合わせた途端なんだか残念になる気がしていた。水分豊富で粘り気の強い新米は、料理の汁気を吸いきれず反発し合っているように感じていたのである。

だが、2年前のコメと中華料理の相性は抜群だった。コメは、いたずらに古く、マズくなったんじゃない。元気が有り余ったギャルが年齢を重ね、しとやかな大人の女性に成長するように、コメもいい具合に水分が抜けて、いい具合に “醸されていた” のだ。そんな2年前のコメのことをカッコよく『熟成米(じゅくせいまい / エイジング・ライス)』と呼ぼうと思う。

・『熟成米』は奇跡のコメ
もしアナタの家に古米……いや、『熟成米』があったら、麻婆豆腐やチンジャオロースなどをブっかけて食べてみてほしい。きっとチャーハンにしても美味しいと思う。

ちなみにロケットニュース24的『熟成米』はコメの袋をガムテープでとめて、棚の上に放置されていた。密閉されていないので虫でもつきそうなものだが、調べてみたところ、それらしいものもついていない。この『熟成米』はいろんな意味で奇跡のコメと言えるだろう。

Report:沢井メグ
Photo:Rocketnews24.
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