【コラム】「タバコ止めたら」と簡単に言うけど喫煙者は離脱症状で悶絶するような思いをするのである

ロケットニュース24 / 2014年12月3日 7時0分

【コラム】「タバコ止めたら」と簡単に言うけど喫煙者は離脱症状で悶絶するような思いをするのである

一昔前に比べて、喫煙者の肩身がすっかり狭くなった。路上喫煙を条例で禁止しているところも多く、店内禁煙の飲食店も少なくない。きっと非喫煙者の方は、「タバコなんて、やめりゃいいのに」と思っているかもしれない。

それが簡単に止められないのだ! ということで今回は、「タバコを止めるにあたって、どのような変化が喫煙者に起きているか」を、お伝えしたいと思う。道のりはかなり険しいんだよ。本当に……。

・2度の挫折
私(記者)は過去に、2回ほど禁煙にチャレンジしている。言うまでもなく、その2度の挑戦が失敗に終わったため、現在も喫煙している次第だ。つい先日、人間ドックを受けるために「12時間の禁煙」が必要になったため、過去の挫折を思い出した。たった12時間と思われるかもしれないのだが、これが思いのほか厳しかった。

以下は、いわゆる離脱症状の一端だ。時間が経つにつれてレベルが高くなっていく。これはあくまでも、私がタバコを止めようとしたときの経験に基づいたものだ。

・私が経験したタバコの離脱症状
レベル1 ソワソワし始める
レベル2 喫煙に代わる何かを探し始める
レベル3 アメやガムで気を紛らわせる
レベル4 一旦は気が紛れてホッとする
レベル5 しかしニコチンを摂取できずに、ソワソワし始める
レベル6 ソワソワがイライラに変わる
レベル7 若干頭がぼんやりとする
レベル8 タバコを吸いたいという欲求が一度去る
レベル9 「もしかしてこのまま禁煙できるのでは?」と、かすかな自信を持つ
レベル10 一度去ったはずの欲求は、倍以上の力を持って帰ってくる

レベル11 イライラとした感情が抑えづらくなってくる
レベル12 このレベルになると、アメやガムはあまり威力を発揮しない
レベル13 頭がボーッとするようになって、集中力を著しく欠くようになる
レベル14 不意に強烈な眠気に見舞われるようになる
レベル15 一人でいると、ぼんやりとしてしまい動きが止まる
レベル16 身体に何か深刻な変化が起きているのではないかと、自分のことが不安になる
レベル17 不安によってネガティブな思考が芽生える
レベル18 「なぜ自分はタバコを止めるのか?」と、自問し始める
レベル19 タバコを止めるメリットを疑い始める
レベル20 時間経過がゆっくりしているように感じる

レベル21 頭がボーッとする感覚や眠気が繰り返し訪れ、全然集中できなくなる
レベル22 周囲が全体的にぼんやりとしているような感じがする
レベル23 立ちくらみやめまい
レベル24 頭痛を感じる場合がある
レベル25 吐き気にも似た感覚が訪れる場合がある
レベル26 すでに禁煙を後悔し始める
レベル27 完全に意志を試されている
レベル28 周囲で喫煙している人がいるかどうか、匂いだけでわかってしまう
レベル29 タバコを吸う以外に、この離脱症状の苦しみから抜ける道はないと考える
レベル30 もう吸おう! 今すぐ吸おう! と本気で思う

・30までが一山だった
私の経験上、ここまでは一山で、これを越えたレベル31で「喫煙欲求がストンと落ちる」に到達する。この山を越えるかどうかが、最初の困難である。この先に行くと、定期的に「猛烈に吸いたい」という欲求が呼び起こされ、その度に “自分との戦い” が再開する。道のりは長い。

・人と約束しない
ついでに、“最もやってはいけない禁煙チャレンジ” についても触れておこう。それは、「親しい人と一緒に止める」というものだ。お互いが良好な関係を築いているうちはいいのだが、もしもその相手との関係がマズくなった時、禁煙の約束は破綻する。

・じっくり取り組んだ方がいい
「なんであんなヤツと、禁煙の誓いなんか立てたんだろう」。その思いに苛まれて、勢いで吸うことになりかねない。しかも、一度裏切りをしてしまえば、お互いの仲も修復困難になってしまう。禁煙の誓いは自分だけでした方が良いだろう。お察しの通り、私はそれで失敗している訳だが……。

とにかく無理やりにタバコを止めようとしても、挫折を繰り返すだけになってしまうので、じっくり取り組む方が良さそうである。

執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
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