【コラム】ご先祖様は忍者だと信じていたのに「酒を飲み過ぎて片目を潰した流浪のラッパー」だった

ロケットニュース24 / 2014年12月8日 9時0分

【コラム】ご先祖様は忍者だと信じていたのに「酒を飲み過ぎて片目を潰した流浪のラッパー」だった

私の名前はGO羽鳥。別名マミヤ狂四郎だが、知られざる本名は羽鳥 豪(はとり ごう)だ。親父は瓦屋、祖父も瓦屋、曽祖父も瓦屋で、戦前から「羽鳥商店」という瓦問屋を営んでいた。先祖代々伝わる瓦屋の跡取り、それが私、GO羽鳥である。

それはどうでもいいとして、名前が羽鳥なもんだから、私のことを「忍者ハットリくん」と呼ぶ友人も幼稚園時代には多数おり、いつしか私自身も「実は……僕は忍者なのでござる」と思い込むようになっていった。

そのまま月日は流れて25年ほど経ったとき、祖父に「うちの祖先は忍者なんだよね?」と、真顔で質問したことがある。祖父は “どっから忍者なんて出てきたんだ? ”という顔をしながらこう言った。「おれたちのご先祖様は、羽鳥じゃないんだよ」……と。

・機織(はたおり) → 服部&羽鳥
遠い昔に、羽鳥のルーツを調べたことがある。なんでも「機織(はたおり)」がルーツらしく、そこから「服部」と「羽鳥」が派生した──とかなんだとか。服部といえば服部半蔵、服部半蔵といえば忍者、よって私も忍者……と、強引に結びつけていたのだ。

しかし、「そもそものルーツが羽鳥じゃない」とは、一体どういうことなのか? 祖父の話を簡単に説明すると、以下のような感じである。

・群馬あたりの元祖羽鳥商店
まず、埼玉県だか群馬県だか忘れたが、とにかくその辺りに、瓦屋を営む「羽鳥家」があったという。わりと大きな瓦屋さんだったそうな。もしかしたら、その頃から「羽鳥商店」という名前だったのかもしれないので、「元祖羽鳥商店」と称したい。

そんな元祖羽鳥商店に、どこからともなく、ひとりの男が流れ着いた。「バイト急募」の張り紙でも見たのか、そのまま瓦職人として働き出したという。とにかく無類の酒好きで、ニックネームは「モリマッツァン」。名字は「森松」、名前は「折松」……!!

前後あわせて、森松 折松(もりまつ おりまつ)! 実にHIP HOP的な、リズミカルに韻(いん)をふんだ名前だったそうな。ラッパー的な手振りをしながら「オレの名前はモリマツ☆オリマツ!」と、ファンキーな自己紹介をするご先祖様が脳裏に浮かぶ。

・モリマッツァン失明の危機
名前もスゴイが、モリマッツァンの酒にまつわるエピソードもまたスゴイ。酒豪というよりはアル中で、年がら年中ガブ飲みし、当然ながら金も尽き、粗悪な酒に手を出しまくった結果、予想通り「失明の危機」に。ヤバイよヤバイよモリマッツァン!

心優しき近所の人は、「モリマッツァンの治療費カンパ」を募り、たいそうな治療費をドカンと森松にプレゼント。モリマッツァンは「ありがてぇ、ありがてぇ」と涙したという……が、その金すべてを酒に使い、けっきょく片目を失明させてしまったそうな。

なにやってんだよモリマッツァン! そんなに酒が好きなのか!! ともあれ、この失明によって彼は「独眼竜モリマツ」という強そうなキャラに進化した。だが、ここから始まるのは、とても悲しい物語だ。ハンカチ片手に、次ページ(その2)(http://wp.me/p25BsW-2aVF)へGOである。

執筆:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.
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