もしかして業界初? 当たりつきの「ラーメン自販機」でラーメンを買ってみた / どう見てもハズレだった……

ロケットニュース24 / 2014年12月15日 13時0分

もしかして業界初? 当たりつきの「ラーメン自販機」でラーメンを買ってみた / どう見てもハズレだった……

最近都会では見ることのなくなった、ラーメンの自動販売機。その昔、郊外のゲームセンターには必ずといって良いほどあったのに、近頃は筐体そのものを見かけることがなくなった。そんななか、私(記者)は稼動している筐体を発見したのである。

発見したのは、島根県出雲市斐川町のコインレストラン「コウラン」だ。ここにはラーメンの自販機だけでなく、カレーやうどん、そばの筐体が設置されており、現在も元気に稼動中なのである。しかも、ラーメンの自販機は当たりつきなのだ! マジかよ、何が当たるんだ? これは食べてみるしかないッ! ってことで早速小銭を投入した!!

・コンビニの進出
おそらく、ここコウランも以前と比べると経営状況は厳しいのではないだろうか。20年前であれば、それほどコンビニエンスストアも進出しておらず、ドライバーの憩いの場として活用されたに違いない。しかし今は、広い駐車場を備えたコンビニが続々と出店している。自販機を維持するのも大変なのではないだろうか。

・カレーが食えない!
私はここでカレーを食べるつもりだった。自販機でカレーを食べる機会は、これから先なかなかないだろうと思ったからだ。地元のローカル番組に取り上げられたという貼り紙がしてあり、これは絶対食べるべきだと判断したのだが、その願いは叶わなかった。というのも、「故障のため対面販売しております」と記されている。ナニーッ! 対面販売なら普通じゃないか。そもそも故障を直してくれる業者がいるのだろうか? もしかしら、もう2度と自販機カレーを食えないかもしれない。ガックシ……。

・当たりには……
気を取り直して、ラーメンを食べることにした。ラーメンの自販機を見ると、驚くべきことが書かれているではないか!? これは!

「ラーメンの当たりにはチャーシューが多めに入ってます」

当たりつきのラーメン自販機だと! これは興味深い。いまだかつて、ラーメンで当たりを出そうと考える人がいただろうか? せいぜい、丼の底に「当たり」と書いておくことはできたかもしれない。しかし、その当たりの特典を提供する方法がないのである。そこへ行くとこの発想はすばらしい。チャーシューを多めにして、当たり扱いとは何とも合理的だ。

・バタンッ! と出て来い
という訳で、300円を投入して食べてみることにした。調理が終了するまでわずか30秒。そのカウントダウンの数字が何ともレトロで可愛らしい。私の記憶では、このラーメン自販機は商品を購入すると、ものすごい勢いで丼がバタンッ! と出てきたはずである。その飛びだす勢いに期待して、30秒待っていると……。

・これはハズレか!?
完成したのに、勢い良く出てこない。奥の方で挟まったような感じで鎮座しているではないか。バタンッ! と出てきて欲しかったのに、残念。おまけにハズレだった。当たりではない。その証拠に丼にチャーシューの姿が見えない。大量のもやしがスープの水面を埋め尽くしている。何だか悲しい気持ちになった……。

さて味の方だが、遠慮なくお伝えするとうまくはない。麺が延びている。スープはしょう油の味しかしない。どれだけ誇張してもおいしくはない。しかし、しかしだ! 胸を締め付けられるような懐かしさを感じる。学生時代に自転車で登校していたあんな景色や、部活帰りに見かけたこんな景色が走馬灯のように浮かんでくるではないか。

・学生たちの味方だった
きっとこの地域を通う生徒たちの胃袋を、このラーメンが満たし続けたに違いない。おいしくはないけど満足した、そんな時代が私にもあった。そう思うと、おいしくないけど何だか有難い気持ちになったのである。

・青春そのものである
良く考えたら、この味は青春にも似ている。中身はないけど、とにかく満たされたい一心だった。あの頃の青春、あの頃の私たちこそが、このラーメンかもしれないぞ。もう一度青春を味わいたいという人は、島根のコウランまで足を運んでみよう。

・今回訪問した店舗の情報
店名:コインレストラン コウラン
住所:島根県出雲市斐川町上直江1306
営業時間:24時間

Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
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