あのジム・キャリーが “悪魔の企業” なる「モンサント社」に笑顔で噛みついた! 遺伝子組み換え種子に反対の姿勢を表明か?

ロケットニュース24 / 2014年12月15日 18時0分

あのジム・キャリーが “悪魔の企業” なる「モンサント社」に笑顔で噛みついた! 遺伝子組み換え種子に反対の姿勢を表明か?

映画『トゥルーマン・ショー』、『マスク』、『エターナル・サンシャイン』など、代表作には枚挙に暇がないコメディアンのジム・キャリーさん。最新作の映画『ジム・キャリーはMr.ダマー2』も、アメリカでは好評だとか。うぅ、早く日本でも公開してほしい!

さて、今回お届けするのは、キャリーさんが世界的な農業バイオ企業「モンサント」を皮肉った件だ。モンサントといえば、遺伝子組み換え作物などをめぐって、“悪魔の企業” と形容されることもある超巨大カンパニー……。キャリーさんはいかにして、モンサントに噛みついたのだろうか?

・大学卒業生たちのために講演
話は今から約半年前、2014年5月のこと。米アイオワ州のマハリシ経営大学の卒業式で、キャリーさんがスピーチを行ったのだ。あの “ジム・キャリー” なのだから、面白いスピーチは朝飯前! ユーモアを交えつつ、真剣な言葉で卒業生たちの門出を祝福した。

・面白くてためになるスピーチのなかに、突如「モンサント」の名が!
スピーチの冒頭は、こんな風に始まった。「今日はここに、種をまくためにやってきました。みなさんが、情熱と全体を見通す明確なビジョンを持ちながら、前向きに人生を切り開いていくための種です」。うん、うん、温かさと強さに満ちあふれているなあ……と感じていると、こう続くのである。

「けれども、この種が根を張ることができるか、はたまたモンサントに訴えられるかは分かりません。もしかしたら、“我々の種を使え!” と無理強いしてくるかもしれません」

……と、ここで突然「モンサント」の名が差し込まれたのだ。聴衆は大爆笑。拍手まで巻き起こっている。しかし、「モンサントに訴えられる」ってどういうことなのだろうか? そもそも、モンサントって何なんだ? なぜキャリーさんはこんなこと言ったんだろう??

・“悪魔の企業” との異名を持つ「モンサント」
米ミズーリ州に本社拠点を置く、農業バイオ大手「モンサント」。世界の遺伝子組み換え作物市場の9割を牛耳り、枯葉剤を製造したなど、黒いウワサが絶えないことで有名だ。そして、今回キャリーさんが言及したのは、モンサントが多くの農家を訴えている件だと思われる。

・農家を “知的財産権の侵害” で訴える「モンサント」
モンサントが開発し、特許も持っている “遺伝子組み換え種子” を農家に販売する際、2度目以降の作付には、「自家採取の種子を使用してはならない」との契約を結ぶのだ。

しかし、モンサントの種子は高額で、除草剤・農薬の費用もかかる。だから資金繰りが苦しくなり、やむを得ず他社が採取したモンサントの種子を購入するなど、契約違反する農家が続出。そんな農家たちを、モンサントは “知的財産権の侵害” で訴えるのだ。

2013年までに、アメリカだけでも約500もの大小の農家が訴えられたという。なかには、隣の農場からモンサントの種が風で飛んできただけなのに、訴えられてしまった農家もいるのだとか。

・多くのセレブも「反モンサント」を表明。
そんなモンサントに対しては世界中から反発が起こっており、“反モンサント” の立場を明言する有名人も多数いる。

最近では、モンサントが「遺伝子組み換え食品の表示を、2016年に義務化される法案」を可決させた米バーモント州を訴えたことに対して、歌手のニール・ヤングさんがNOを突きつけたことで話題になった。

日本でも、原材料の上位3位以内で、かつ、全重量の5%以上でなければ、「遺伝子組み換えではありません」と表示できたりと、遺伝子組み換え食品は想像よりもずっと身近。今回のジム・キャリーさんの発言にも、多くの人に “モンサントや遺伝子組み換えに対して、疑問を持ってもらいたい” との気持ちが表れているように感じられる。

参照元:YouTubeSTEREOGUMIndian Country Daily NewsAlter Net (英語)
執筆:小千谷サチ
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